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4話 ページ14

目が覚めると、目の前には畳があった。

『……あれ』

起き上がり、窓を見ると、既に明るく太陽は登っていた。
スマホの画面を見ると、既に次の日の午後であった。

『……あ、牛丼』

晩御飯として買ってきていた牛丼を文机で平らげ、軽くシャワーを浴びて服を着替える。着ていた服はとりあえず脱衣所に置いておき、洗濯機が届いてから、もしくはコインランドリーで洗うことにしよう。
しかし布団で寝ていない為か、体がなんだか痛い。
布団と自転車を買いに出かけ、ついでにハンガーやら洗濯物カゴやらお茶碗やらを買って家で何かを作れる状態にはする。

ちなみに本日は誰ともエンカウントしなかった。
いや2日連続エンカウントはキツイのでやめて頂きたい、私の精神がマッハで過労死する。

『……しかし暇だな』

前世は働いていたのもあってか、動かない分がとても暇だ。
数冊本を買ってきたのだが、既に全て読んでしまった。

そう言えば、あと早急に要る物ってなんだろう。
小型冷蔵庫と洗濯機、自転車は買ったし、服もまだ新しいのが何日分か有る。

全て16歳の体に合うものは買ったのだが、異能力を使ってしまえばその姿にあった服に変わる。
異能力を解けば服も元に戻るようだ。
ただ、例外として、成長した自分の姿になると、着ている服が大きくなるだけらしい。

アルバイトでもするかと一応証明写真と履歴書を買ってきたのはいいが、……この世界での履歴書かけねぇじゃんという事に気がついた。
通帳もこの部屋も、契約者の名前がわからないし、そもそも女神からの贈り物なので、どうなっているのかが分からない。
あれ以来女神からのコンタクトもなく、四苦八苦中である。

『……だぁ!!!考えても仕方ない!寝る!!』

買ってきた布団にくるまって目をつぶれば、直ぐに眠気が襲って来た。

4話→←4話 未来の決定権



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暁郗 - マフィン……仕様ですよね?? (2021年1月5日 11時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - めっちゃ好みです〜!続き楽しみにしてます! (2020年10月10日 14時) (レス) id: b284cf17d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜〜〜!!応援しています!!頑張ってください! (2019年9月19日 11時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - 面白いです!好きです!どうか続き更新のご慈悲を…!! (2019年8月5日 1時) (レス) id: e0e3857385 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - おもしろい!!!!応援しています!!!! (2019年7月25日 1時) (レス) id: e69c1b6ddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡花@狐さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年6月8日 20時

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