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「自分を憐れむな。自分を憐れめば、人生は終わりなき悪夢だよ」

敦くんに言った言葉。

『たかが35人くらいなんだ?』

鏡花ちゃんに言った言葉。

二つとも私が言ったけれど、言ってない。

『先輩らしい助言とはなんだ?』

「……五月蝿い」

『お前は先輩なんて言う、光みたいな立ち位置なのか?』

「…五月蝿い」

『憐れなのはお前の方じゃないか。なにが、憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ、だ。その中で泣き喚いているのはお前じゃないか』

「五月蝿い!黙れ!だまれ!……だまり給えよッ」

私の中にいる、もう1人の私成らざる者。

ソレと私の、心の侵し合いの話。執筆状態:連載中

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作者名:もるな | 作成日時:2017年9月23日 16時

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