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Ryota side
.
舘「A？」
「っ..、」
舘「目 覚めちゃったね、」
「ん..」
俺が寝てると思ったみたいで、
そろーっと ベッドから
抜け出した A。
腕を掴むと、目が合って、
申し訳なさそうな顔をする。
舘「起こしてくれていいんだよ？」
夜 寝る時も、なかなか眠れなかったA。
目を閉じたら、いろいろ
思い出しちゃうんだろうね、きっと。
いろんなことがあった今日くらい、
もっと 頼ってほしいんだけどな。
舘「一回、起きよっか」
Aに 俺の上着を羽織らせて、
一緒にリビングに降りる。
.
舘「はい、どうぞ」
「(ありがとっ、)」
舘「どういたしまして。寒くない？」
ソファに腰掛けるAの元に、
ホットミルクを持っていくと、
両手で カップを支えて、ゆっくりと飲む。
「(..のねっ、)」
舘「ん？」
「(まま、あかちゃんいたっ..)」
舘「..うん、」
悲しそうな顔で、そう呟くA。
夕方のように 取り乱して泣くこともなく、
すごく落ち着いていて、
それが逆に、不安だった。
舘「..A？
Aは、なにも心配しなくていいからね」
「んっ、」
.
"なにも 心配いらない"
いっしょに 暮らすようになってからも、
いつ またひとりにされるのかと
怯えるAに、
俺たち６人が、
繰り返し伝えてきた 言葉だった。
.
深 "いい子だね〜Aは"
佐 "Aらしく、いればいいんだよ"
渡 "これからもずっと一緒な、約束"
照 "俺たちが 守るから"
阿 "なにも怖くないよ、大丈夫"
.
舘「ママに会わせてあげれなくて、ごめんね」
「(みんながいいっ...)」
親の愛情を まともに
受けてこなかったAにとって、
俺らは 半分、
親や兄みたいなものでもある。
.
目がとろんとして、
眠そうになってきたAの手から、
そっと マグカップを取る。
舘「Aを、一人にはしないからね」
辛そうに、目を閉じるAを見て、
絶対に守ろうと、再び 誓った夜。
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ところてん - 心がほっこりした！こんな優しいお兄ちゃん達がいたら良いなと思った！ (2022年4月18日 16時) (
レス) @page41 id: 357c2b6fe5 (このIDを非表示/違反報告)
もぷこ(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (2021年3月10日 21時) (レス) id: 837879fbcf (このIDを非表示/違反報告)
mikarin(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて欲しいです！よろしくお願いします！ (2021年3月10日 20時) (レス) id: 159fbcf93b (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - jさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします^ ^ (2021年3月10日 17時) (レス) id: 1b957a7a62 (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - このお話、大好きです。続き楽しみにしてます！ (2021年2月25日 10時) (レス) id: 58dabea572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん | 作成日時：2021年1月17日 1時
