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fukazawa side
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阿「俺さ、なんて言葉かけたらいいか
わかんなくて。」
舘「いや、いっしょにいたのが
阿部ちゃんでよかったよ、本当に」
深「俺もまじで思う、ありがと阿部ちゃん。」
話を聞いただけで、頭に血が上ってるのに
もし俺がその場にいたら、
手でも 出てたんじゃないかと思う。
そうでもなってたら、Aはもっと
ショックを受けてただろう。
Aに いちばん負担が少ない方法を考えて、
それ以上関わらない、その場をすぐに去る
っていう対応は、
冷静な阿部ちゃんだからこそ、
咄嗟にできた 最善の判断だったと思う。
.
気づけば、話し始めて２０分。
深「俺ちょっと、A見てくるね」
Aの様子を見に、俺はリビングを出た。
.
深「A？だいじょうぶ？」
脱水所の外から 声をかけるけど、
物音ひとつしなくて。
深「あけるよ？いい？」
心配になって、扉を開けると、
びしょ濡れのまま、バスタオルを羽織って
床に座り込む Aがいた。
深「お、あがったの？
呼んでくれて よかったのに..」
「...っ、」
目線を合わせるように屈んで
顔を 覗き込むけど、
俯いたまま、ぼーっとしてるA。
深「ほら、もうちょっと拭こう
風邪ひいちゃう」
バスタオルを受け取って、
びしょ濡れのAの 頭や体を拭いていく。
いつもなら、「きゃっ」なんて
はしゃいでそうなAも、
今日ばかりはもう、
抜け殻みたいに、されるがままで。
.
深「よし、おっけい。
お部屋 行こうか？
あったかくしといたよ」
着替えと ドライヤーも済ませて
そう声をかけると、
首に 手を回してきたから、
そのまま抱き上げて、部屋に連れて行く。
.
深「よいしょっと、ごろーん」
Aをベッドに寝かせて、頭を撫でる。
Aはあいかわらず、ぼんやりと
どこかを見つめてる。
深「ちょっと待っててね？」
一度 みんなに状況を伝えに、
リビングに行こうとした その時、
深「おっ、...どした？」
「んっ..！」
起き上がって、俺の手を握ってきたA。
深「わかったわかった、行かないよ？
A 泣かないで？」
その瞬間、
Aの涙が わっと溢れ出して、
止まらなくなった。
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ところてん - 心がほっこりした！こんな優しいお兄ちゃん達がいたら良いなと思った！ (2022年4月18日 16時) (
レス) @page41 id: 357c2b6fe5 (このIDを非表示/違反報告)
もぷこ(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (2021年3月10日 21時) (レス) id: 837879fbcf (このIDを非表示/違反報告)
mikarin(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて欲しいです！よろしくお願いします！ (2021年3月10日 20時) (レス) id: 159fbcf93b (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - jさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします^ ^ (2021年3月10日 17時) (レス) id: 1b957a7a62 (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - このお話、大好きです。続き楽しみにしてます！ (2021年2月25日 10時) (レス) id: 58dabea572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん | 作成日時：2021年1月17日 1時
