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なんやかんや時は過ぎていき気づけばサイン会当日
今まで対面イベントには来たことはあり、経験はあるが緊張はする
その証拠として到着予定の3時間前に最寄り駅に着いてしまった
そこから家に1度帰るのも癪だったので
近くの喫茶店で休憩をすることにした
しかしこれまた緊張の影響か…
「マスター、コーヒー下さい」
気持ちを落ち着けたくてコーヒーを頼み、
飲もうとしたところｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀとコーヒーの水面が荒れ始めた
なのにそのまま飲もうとしたもんだから
「あっちぃ！！」
唇を火傷した
「おっお嬢ちゃん、大丈夫かい！」
「全然大丈夫じゃな、大丈夫デス！」
推しに対面で会うということだけでこんなになってしまうのか
絶対わんこに文句言わなきゃ(迷惑だから辞めて)
またエナも今日共に参加予定だが
推しへ渡すプレゼントを買い忘れたとか言って
同じ家に住んでいるのに別々に会場入りすることになっている
あまり慣れていない環境で上手に写真が撮れるのか
とても不安になってきた
ふと気づくと普段から愛用している一眼レフが入っているバックを撫でていた
よろしく頼むぜ…相棒…！
いい感じの時間になってきて喫茶店を出て会場へ向かう途中エナと無事合流できた
なので一緒に会場の中に向かう
会場内に入るとまずは席決めから
受付で数字を貰い、後でどこの席かがわかるようになっている
席が発表されるまで2人で
無事席が発表され、確認しに行くと私は1列目の左側
友人は私の真後ろ
上々なのではないか？
席に移動する
始まるまで暇だったのでボソボソと続けているSNSに
前に撮りだめしていたわんこの写真とともに1言
サイン会行ってきます。
そういえば昔友人から何でType-Oなんだと聞かれたことがある
ミンギュ＝大型犬
おおがた犬→O型→英語でO型は Type-O！
簡単でしょ？
これを話したときは鼻で笑われたぜ…
段々と人が入ってきてガヤガヤとしていく会場内
中にバズーカとカメラ間違えました？というほど、
かなりゴツいものを設置し始める人もいて
自分も、負けられないと気合を入れ直す
この感じ、いよいよ始まるのかと実感が湧いてきた
このときの私はこのあと個人的大事件が起こるなんて想像していなかった
いや出来なかった
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作者名：ayuyu | 作成日時：2023年1月11日 12時
