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ふと、最近触れてすらいない相棒である一眼レフを触りたくなった
せめて、趣味は無くしたくない
写真を撮ることは学生の頃から趣味として行ってきたことだ
そしてこれが無ければSEVENTEENのファン、Caratにはなってないだろうし
ミンギュのマスターにもなっていなかっただろう
カメラをケースから取り出し首に紐をかけてみる
お世辞にも軽いとは言えないが、
この首にずっしりとくる重さが
今までの私の撮ってきた写真たちを揶揄しているように感じてしまう
このカメラで最後に撮った写真はなんだったっけ？
気になってしまいカメラを触るだけだったのに、起動してしまった
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
カメラ特有の電子音が部屋の中で響く
写真を確認してみるとそこには…
白いTシャツに赤いキャップを被り満面の笑みをこちらに向けたミンギュがいた
次はスーツのような衣装で踊っているミンギュ
確か1枚目は…パフォチのスイミングプールをカバーしたときのだ
2枚目は雨が降ってびしょ濡れになりながらイェップダをパフォーマンスしたときの
で3枚目は……
基本的に撮った写真はすぐにパソコンの方に移して一旦消去するのだが
この写真たちは未だに消せていない
それは何故か…理由は簡単お気に入りの写真だから
それも全て自分しか持っていない写真
SNSにもあげていない特別な写真
思い出が次々と出てくる
こうしてずっと過去のミンギュに浸っていたら、突然とある花の写真が出てきた
一面に咲くチューリップだ
確かこれは韓国に来てすぐの頃、近くの公園で撮ったもの
最近は行けていないが、昔はことあるごとにその公園に行って写真を撮っていた
きれいに咲く花だったり楽しそうに遊ぶ子どもたちだったり
そういえば私の韓国での写真撮影はここから始まったよなと思う
今の時刻は午後１時
久しぶりにこの公園に行って写真でも撮るか…
そうと決めたらすぐに行動にうつる
これまた久しぶりに一眼レフを首から下げて貴重品をもって、家を出た
今の季節は夏だから何が咲いているかな？
ひまわり、紫陽花？
色とりどりな花たちをはやく目におさめたくてたまらない
自然と自分の足取りが重いものから軽いものに変わっていることに気づいた
はやく、はやく写真をとりたい！！
この行動がまさかあんなことに繋がるなんて…
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作者名：ayuyu | 作成日時：2023年1月11日 12時
