SixDays (ページ17)

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Catboy　(青　×　黄) ページ17

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「･･･マジかよ･･･」

朝起きると自分の身体の違和感に気付いた。
頭には猫耳、お尻には尻尾。
そんなわけないと何度確認してもその事実は変わらず。

そもそも人間の身体に生えてくるものかと疑問に思い、これは絶対誰かの仕業だと思った。

同棲中の彼はまだ夢の中で、何とか彼が夢から覚める前にこの状況を何とかしたいけど、
猫耳と尻尾を力強く引っ張ってみても、全く取れる気配はない。
　

そうだ、彼が起きたら頼んでみよう。
何となく解決策とか生み出してくれるかもしれないし。

そして奮闘する事30分、猫耳と尻尾が取れるよりも先に、彼が起きてしまった。

『え？こーち？』

当たり前の反応をした彼は、猫の姿になった俺を見てしばらく黙り込んでから、

『可愛過ぎんだけど･･･食べていい？』

といつもの変態発言をしたのである。

「いやその前にこれ何とかしてくんない？
こんなんじゃ仕事にも行けないよ･･･」

『仕事まで時間あるじゃん。
時間経てば何とかなるんじゃない？
それより早く･･･しよ？』

彼にお願いをしようとした俺が間違いだったんだ。

全く聞く耳を持ってくれない彼は、
俺の返事も待たずにソファに押し倒した。

「ふぁ･･･やだ、くすぐったい･･･」

『尻尾触られたら気持ち良いんだ？じゃあ、ここは？』

俺の反応が余程彼に効いたのか、今度は猫耳をなめられた。

「ぁんっ･･･樹、力、入んないっ･･･」

『良いねその反応、そそる。』

全身の力が抜け抵抗出来なくなった俺は、彼に身を預けた。

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そして数時間後、俺は元の姿に戻った。
しかし彼は何故かいじけている。

『もうちょっと猫になったこーちを可愛がりたかったのに･･･』

何とも子供っぽいけど彼らしい。
俺はそんな彼に、ふと笑みが溢れた。

「樹可愛い･･･」

『うるさい。こーちの方が可愛いし。』