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87話 ページ49

『問題行動を起こして騎士団を辞職させられた、元騎士団大将のレオさん?』


そう言われたレオさんは、驚いたように目を見開いた後、声を上げて笑い始めた。


「あーはっはっは!!お前誰か知らんが、良く俺のことを知っているなぁ!!」

『騎士団員に詳しい友達がいるもので』


愉快そうに笑うレオさん。

そう、佳代ちゃんにもこの事を話すと、レオさんの事について聞いた。


問題行動を起こし騎士団から去った後、訓練士として色んな家に行ったが、どの家でも過激すぎると言われ長続きしなかったのだとか。

まさかとは思ったが、うらたさんの訓練士までしているとは……。


『なんでうらたさんの訓練士を?』


私はレオさんを見据えて問う。


「はぁ、身がバレたんじゃもう隠す必要ねぇよなぁ。いいよ、教えてやる。本当は今日、今からそいつを殺す予定だったんだ」


そう言ってうらたさんを指さす。
レオさんの笑顔は崩れないままだ。


「そいつを騎士団員まで育て上げて、ある程度良い階級まで行き着いたら殺して、その空いた枠に俺がもう一度入団するっつー算段だ!どうだ!完璧だろ!?」

「う、そ……だろ?レオ……」


レオは目を見開き、両手を広げて私に言い聞かせるように、まるで演説するように話をする。


まずいな、相手に殺意があるのに、救出する事しか考えていなかったから丸腰だ。
私だけでなく、外のみんなもだ。


『そんな事、できる訳無いじゃない……!あなたは一度騎士団から脱退させられたのよ!もう一度なんて無理だから!』

「今更諦められねぇ!もう駒は全て揃った!そいつの親を欺き、飯を食べていると執事達に嘘をつき、何年もかけてここまで来たんだ!邪魔をするなら、お前もろともここで殺してやる!!」


そう言ってレオさんは、訓練で使うと言う建前の元、うらたさんを殺すのに使おうとしていた片手剣を構えた。


私も、うらたさんを後ろにかばい身構える。



さぁ、救出劇の始まりだ!

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ラッキー歌い手×曲

まふまふ×廃墟の国のアリス


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闇月 神楽(プロフ) - 神谷朱里さん» ありがとうございます! (2019年9月14日 19時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - シリーズ最初はパスワードにさせていただきましたが、4は閲覧できると思いますよ。ご迷惑おかけしてすみません (2019年9月14日 19時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
闇月 神楽(プロフ) - シリーズの最初と4をパスワードにしたんですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - sinさん» ありがとうございます!こう言う事に自分の考えを持っているのが大切だと思っているので。お褒めいただき嬉しいです(^_^) (2019年5月13日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
sin(プロフ) - こういう風に物事の良し悪しみたいなのをしっかりと言えるのがすごいと思いました。小説楽しんで読ませてもらってます。これからも頑張って下さい。 (2019年5月13日 1時) (レス) id: 1b526b8ebe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月21日 9時

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