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86話 志麻side ページ48

志麻side


「あかん!倒しても倒しても出てくる!」


坂田が息を切らしながら叫ぶ。
本来なら俺らもうらたさんの救出に向かうはずだったが、見張りの奴らにバレて現在戦闘中だ。

しかも人数が多い!ヤバすぎやろこれ!



坂田の近くにいた一人が、坂田に襲いかかる。


「ま、じ、か!」


坂田はその拳を避けるように股の下をスライディングでくぐり抜けると、素早く立ち上がりそいつに回し蹴りを喰らわせた。


「ぐっ!」


坂田に襲いかかったそいつは、うめき声を上げて地面に倒れる。



一方天月は、複数人に囲まれていて、相当苦戦を強いられているようだが、本人はそんな様子も無く、どこか楽しそうだ。


「よっ!」


一人を背負い投げし、人が固まっている所に投げ飛ばす。
三人はピヨッてるな、あれは()


さて、どうするか。
まだ人数は結構いる。
うらたさんやAが心配だ、ここで引く訳にもいかない。


俺はうらたさんのやまだぬきを抱えながら、バク転で相手の攻撃を避けつつ、その時振り上げた足で相手の顎下を蹴る。
相手は地面に倒れる。


「くっそ……、どうすりゃ!」


坂田と天月は遠征の疲れが抜けていないのか、すでに顔に疲れが見れる。
まぁ昨日帰ってきての今日だもんな、当然だ。


何か、起死回生の策を練らなあかんな。


……こういうのは、いつも後方支援のうらたさんに頼ってたからな。



「この騎士団は個々じゃ弱すぎるんだよなぁ」



Aが影武者をしていた時に襲撃してきた仮面の少年の言葉を思い出す。


「……上等だぜ」


この緊張する局面で、なぜか俺の口元は緩んだ。

今の俺は、不敵な笑みを浮かべているだろう。

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ラッキー歌い手×曲

まふまふ×廃墟の国のアリス


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闇月 神楽(プロフ) - 神谷朱里さん» ありがとうございます! (2019年9月14日 19時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - シリーズ最初はパスワードにさせていただきましたが、4は閲覧できると思いますよ。ご迷惑おかけしてすみません (2019年9月14日 19時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
闇月 神楽(プロフ) - シリーズの最初と4をパスワードにしたんですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - sinさん» ありがとうございます!こう言う事に自分の考えを持っているのが大切だと思っているので。お褒めいただき嬉しいです(^_^) (2019年5月13日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
sin(プロフ) - こういう風に物事の良し悪しみたいなのをしっかりと言えるのがすごいと思いました。小説楽しんで読ませてもらってます。これからも頑張って下さい。 (2019年5月13日 1時) (レス) id: 1b526b8ebe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月21日 9時

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