71話 ページ31
「お姉ちゃん、ごめんなさい……。これじゃ今日鉱石取れない……」
洞窟から出ようと、出口に向かって歩いている途中、リリィちゃんは申し訳なさそうに私に言った。
私は立ち止まり、安心させるため、リリィちゃんの頭を撫でる。
『大丈夫、鉱石なんていつでも取れるからね』
私がそう言うと、こくんと頷いた。
「Aさん?行くよー」
『はい!』
リリィちゃんと手をつなぐと、私達は洞窟を出ようと足を踏み出す。
その時だった。
凄まじい音をたてて、地面が揺れる。
「な、なんや!?」
『佳代ちゃん、リリィちゃんお願い!』
私はリリィちゃんを佳代ちゃんに託すと、辺りを見回した。
子供達を連れている私と悟さん以外のみんなは、子供達を守るように地面に伏せていた。
なんで急にこんな地震が……!
すると、上からパラパラと小石が降ってきた。
『え』
上を見上げると、洞窟の天井にヒビが入っているのが分かった。
まさか!落盤!?
気がついた時には遅く、私の上の天井は凄まじい音をたてて崩れ落ちる。
すると、後ろから腕を引っ張られ、何とか岩の下敷きになる事が避けられた。
そのまま地面に倒れ込んだ私は、何がなんだかよく分からず、ようやく自分が生きている事を認知できた。
『いてて……、なんで生きて……』
私は体を起こす。すると、
「ねぇ、重いんだけど」
下から声が聞こえた。
はっと下を見ると、私の下敷きになっている悟さんが。
え、なんでこの人が……。
あれ、もしかして腕を引っ張って助けてくれたのって、悟さん?
え、どゆこと?(白目)
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明日早速学校で模試とか草
昨日勉強してました、更新遅くなってすみません。
この章終わったらオチアンケート作ります。
ひぇえええい!!
すみません()
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闇月 神楽(プロフ) - 神谷朱里さん» ありがとうございます! (2019年9月14日 19時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - シリーズ最初はパスワードにさせていただきましたが、4は閲覧できると思いますよ。ご迷惑おかけしてすみません (2019年9月14日 19時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
闇月 神楽(プロフ) - シリーズの最初と4をパスワードにしたんですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - sinさん» ありがとうございます!こう言う事に自分の考えを持っているのが大切だと思っているので。お褒めいただき嬉しいです(^_^) (2019年5月13日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
sin(プロフ) - こういう風に物事の良し悪しみたいなのをしっかりと言えるのがすごいと思いました。小説楽しんで読ませてもらってます。これからも頑張って下さい。 (2019年5月13日 1時) (レス) id: 1b526b8ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月21日 9時