67話 ページ27
遠征五日目。
一週間貰った遠征期間で、残りの二日は帰るのに使うため、いよいよ今日で最後。
『んー！不安で早く起きすぎた？今何時？』
宿屋の窓から外を見ると、朝もやが村にかかっていて、何とも幻想的な風景だった。
私は懐中時計を開く、時間はAM5:00。
みんなで決めた起床時間はAM6:30。まだ一時間半もある。
『少し体でも動かすか……！』
隣では佳代ちゃんがまだ寝ているため、起こさないように服を着替え、私は宿の外に出た。
最近洞窟に潜りっぱなしで、全然体を動かせていないからなぁ。
あ、それに今日は子供達とも遊ばなきゃ。
約束したのに、まだ遊べてない。
私が体を動かそうと少し開けた所に出ると、私の体に何かが勢いよくぶつかる。
「きゃ！」『おっと！』
私にぶつかった何かは、反動で後ろに転んでしまった。私は耐えれたので、少しよろめいただけだったが。
朝もやでよく見えないため、目を凝らしてよく見てみると、そこには尻もちをついたリリィちゃんがいた。
『わ、リリィちゃん！ごめんね、大丈夫！？』
「あ、はい……」
リリィちゃんは何故か背中に大きなリュックを背負っていて、とても重そうだ。
「わ、私用事があるので！失礼します！」
スタッと立ち上がると、リリィちゃんは走って朝もやの中へと消えて行った。
『よ、用事って……、まだ五時なのに……。確かこの村、果樹園で有名だっけ。果樹園の朝ってこんなに早いのね』
そう納得して、私は体を動かすために準備運動を始めた。
なんであの時不思議に思わなかったのか、私はこの瞬間を後悔することになる。
ラッキー歌い手×曲
まふまふ×廃墟の国のアリス
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闇月 神楽(プロフ) - 神谷朱里さん» ありがとうございます！ (2019年9月14日 19時) (
レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - シリーズ最初はパスワードにさせていただきましたが、4は閲覧できると思いますよ。ご迷惑おかけしてすみません (2019年9月14日 19時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
闇月 神楽(プロフ) - シリーズの最初と4をパスワードにしたんですか？ (2019年9月14日 18時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - sinさん» ありがとうございます！こう言う事に自分の考えを持っているのが大切だと思っているので。お褒めいただき嬉しいです(^_^) (2019年5月13日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
sin(プロフ) - こういう風に物事の良し悪しみたいなのをしっかりと言えるのがすごいと思いました。小説楽しんで読ませてもらってます。これからも頑張って下さい。 (2019年5月13日 1時) (レス) id: 1b526b8ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2019年3月21日 9時
