ゆびぱっちんからの炎 ページ49
※本編とは一切関係ありません
「ねぇAちゃん。チェスってやったことある?」
『ちぇ、す?何ですかそれ』
まーしぃと偶々任務が一緒になり、一段落したので二人で昼食をとっていた。私がオムライスを頬張っていると、田舎育ちの私には分からないワードを出してくる。
「チェスって言うのは、一つのゲームなんだけど。駒が16個あって、その中に一つだけある王様の駒を取られたら負けっていうゲームなんやで!」
『へー、なんだか面白そうですね!』
「せやろ!?一緒にやろーや!」
『えぇ!?私ルールとはイマイチ分からないんですけど……』
「大丈夫大丈夫!俺が手取り足取り教えるで?」
にやりと笑うまーしぃ。お昼休憩が終わるまで時間があるので、まーしぃがチェスを教えてくれるらしい。正直ボードゲームとかやったことないので楽しみだ。
『どこでやりますか?』
「んー……俺の部屋とか、どうや?」
『分かりました!行きましょう!』
「え、ちょ……」
私が席を立つと、何やら焦った表情をしているまーしぃ。
なんだ?部屋散らかってるのか?自分から言ったのに。
少しするとまーしぃは調子が狂うと言わんばかりに自分の頭をわしゃわしゃすると、席を立ち私に近づいてきた。
「俺のこと、男として意識しとるん……?」
ぐっと耳元に顔を近づけられ、そう囁かれた。へっ、と私が声を漏らすと、面白そうに笑う。
「ははっ、俺の部屋はまた今度……な?」
そう言ってお金を机の上に置くと、食事屋を出ていってしまった。お金を見ると、明らかにまーしぃが食べた料理よりも多くお金があり、私の分まで置いていってくれた事に気づいた。
(ありがたい……今度何かお礼しなきゃ)
(Aちゃん無防備すぎ……、かわええ)
((あ、チェス忘れてた))
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お待たせしました!
第四章へGO!!!
朱里
ラッキー歌い手
うらたぬき
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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時