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107話 ページ22

「準備はええ?アリス様」

『はい、もちろんです』



あれからセンラの手を取った後、私はセンラにエスコートされつつダンスパーティーが行われる晩餐会の会場のドア前に、二人で待機していた。


名前の呼び方も影武者とバレてはいけないので、アリス様、センラ様と互いを呼ぶように決めた。


そういえば、姫様は国王様と王妃様に影武者のことを言っていない。恐らくこの晩餐会には参加しているから、なるべく喋らないようにしなければ。





召使いの人が会場のドアを開け、中に入るように促す。
私達は手を重ねたまま、会場に一歩入ると、センラはひらりとお辞儀をし、私もドレスの裾をつまみ上げ礼をする。会場全体が拍手で私達を迎えてくれた。


晩餐会の会場は、美味しそうな料理がたくさん置いてあるが、その匂いとご婦人方の甘い香水の匂いが混ざって、なんだか頭がくらくらして思わず顔をしかめる。



「大丈夫?」



センラが私にしか聞こえないような声で聞いてきた。私は無言でうなずく。
流石と言うべきか、私の異変にいち早く気がついてくれた。
まぁ、この匂いも晩餐会が終わるまでの辛抱だと思い、私達は会場の真ん中まで来た。


円形を描く会場のど真ん中は、ダンスを踊るため人が避けており、その周りを囲むように、料理を食べる人やらお酒を飲んでいる人やらで賑わっていた。


そしてその中でも、騎士団員にがっちり囲まれた一角がある。そこにいるのは、




(あれが国王様と王妃様……ね)




王冠をかぶった小太りしている男の人と、その隣に座る綺麗な女の人。そしてそれを守るように周りには数名の騎士団員がいるのだ。もしかしなくても、国王様と王妃様だろう。



私はこちらを見ているその二人を横目に、会場の真ん中にセンラと立った。

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ラッキー歌い手

うらたぬき


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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時

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