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104話 センラside ページ19

センラside


「はー、堪えるわぁほんま……」


今日は王国誕生祭最終日。俺は一日の任務を無事に終え、晩餐会に出るために正装に着替えて、ダンスのパートナーを迎えに行く為に、城の長い長い廊下を歩いている。

外はもう日が暮れていて、廊下にある窓からは夜景が綺麗な城下町が度々見える。



今日何件くらい事件解決したんか忘れるくらい忙しかったわ……。体中バキバキ。まじ社畜。

ぐいーっと背伸びをしながら歩くと、Aが待っている姫様の部屋の前まで来た。
俺はドアをノックすると、ドアを開けた。


「Aちゃーん!迎えに来たでー♪」


正直、今日の仕事の疲れも、Aと会えばぶっ飛ぶ()
いや、これほんまやから。


『あ、センラ!』


Aの声が聞こえる。俺は声の方へと目を向けた。



俺は……息が詰まった。



そして俺は光の速さで部屋を出て、ドア横の廊下の壁にもたれかかる。



な、中に女神がおるっ!!!
可愛すぎやろ、ドレス姿のA!!!



部屋に入って俺を見た瞬間、柔らかく微笑むAに目を奪われ、更に服装は俺に合わせてくれたのか優しい黄色のドレスだった。

自意識過剰かもしれないが……、俺の為にドレス選んでくれたんかな。



顔が熱くなるのが分かる。俺は片手で顔を隠した。



やばい……好きすぎる……。
俺、今夜ダンスパーティーもつんか、これ。


『ちょ、どうしたのセンラ!?』


突然部屋を出た俺を追いかけて、Aも部屋を出て来た。
少し驚いた顔をしている君も可愛すぎて、心臓の脈が速くなるのが感じられる。


「な、なんもないで〜」


そう誤魔化してみる。
お、俺こんな綺麗な人とダンス踊るんか……。

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ラッキー歌い手

うらたぬき


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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時

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