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100話 ページ14

センラとダンスレッスンを始めてから、日々は目まぐるしく過ぎていった。




ある日は新人のみんなで、採ってきた鉱石で作ってもらった自分の武器を取りに行ったり。


『わー……!』


私は手元にある蒼色に輝く双剣をまじまじと見ている。
騎士団で貸してもらっていた双剣よりも軽くて、持ち手の部分が手によく馴染む。それに鞘にも細かい装飾がされていてとてもキレイだ。


「どう?気に入った?」


私達に付き添いで来てくれたまーしぃが、ひょこっと現れて私に話しかけてきた。他のみんなも自分の武器を見てうっとりしている。


『はい、とっても……!』


私は双剣を鞘に大切にしまうと、腰に付けているベルトに装備した。
腰の所でキラキラと輝くその剣は、思い出のある忘れられない品となっている。








そしてまた別の日。
センラとのダンスレッスンをしている。
ダンスの基本的な姿勢や、ステップなどを教えてもらい、今では三拍子のリズムに合わせて踊る練習をしているのだ。


「はい、ここでターン」


センラに言われ、私はその場でくるりと回ってみせる。
そして一回転した所で元の姿勢に戻るため、センラは私の腰に手を回してきた。
が、ターンの勢いでバランスを保てず、腰を支えてもらった所で私は重心が後ろに反れ、ゴキッと年をとった老人の腰のような鈍い音がした。


『Oh……』

「だ、大丈夫かー?」


心配しつつもクスクス笑うセンラに少し腹がたって、足を思い切り踏んでやったりした。






こうして毎日が過ぎていき、気がつけば王国誕生祭初日を迎えようとしていた。

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ラッキー歌い手

うらたぬき


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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時

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