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93話 ページ6

ドアがガタガタ揺れている。

増援の見回りが来たのか?必死に鍵のかかったドアを開けようとしているようだ。
部屋にいる私、うらたさん、さかたんの三人はドアの方を警戒する。


それに気がついたまーしぃと天月さんも、天窓から部屋に入ってきた。


まーしぃはドアの方に行くと、鍵に手をかけた。そして全員を見回し、目配せする。
私達がうなずくと、まーしぃはドアの鍵を開けた。



瞬間、ドアが開け放たれ、まーしぃに向かって拳が飛んできた。
それをのけぞり、ぎりぎりで拳を避ける。


「あれ、志麻くん?」

「あ"、そらるさん……」


なんと、拳の正体はそらるさんだった。
後ろには、説得班だったまふくんとセンラもいる。


「ごめんごめん、敵かと思った」

「今の俺じゃなかったらふっ飛ばされてた……」


そらるさんの軽い謝罪に呆れ気味に答えるまーしぃ。
そらるさんはやっちまったぜ☆と言わんばかりに頭を掻きながら部屋に入ってきた。


「うらたさん!」「うらたん!」


まふくんとセンラは、うらたさんに駆け寄る。
そして床に座るうらたさんに目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。


「お、まーふぃー、センラマンも100年ぶりくらい?」

「あああ訓練のせいで頭イカれちゃったんですかうらたさん!!」

「ネタやと思うよまふくん……」


本当に心配していたのか、うらたさんの言葉を信じてしまうまふくん。
彼は悪徳商法とかに引っかからないか心配だ(汗)




そらるさんは、気絶して拘束されているレオさんに近づいた。
タイミング良く、レオさんは目を覚ます。


「ほぉ、あの坊主か、でかくなったな」


レオさんはそらるさんを見て、懐かしそうに目を細めた。


「……ども」

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ラッキー歌い手

うらたぬき


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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時

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