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白羽の調子を狂わせることができたのは、まあ上々と言えるだろう。
このまま、この調子で白羽を呪っていって部から追い出すことができれば、全て丸く収まる！
いつもより軽い足取りで廊下を進む。
通りがかる生徒たちが怯えながら道を開けていく。
ヒッ、だとか所々から悲鳴が上がる中で「ねえ、見てみて！」と珍しく明るい声色が聞こえた。
声のした方を見ると、2人の女子生徒が廊下の先を見つめてキャッキャと楽しそうに話している。
「かっこいい〜美人〜〜！」
「いとこなんだよね？本当にお似合い〜」
「ナイスカップルって感じ⋯」
視線の先には、窓を背にして談笑する及川主将と百合さん。
百合さんも女子にしては背は高めだけど、及川さんはもっと高いから身長差も丁度よく、まさに「絵になる2人」だ。
2人が付き合っているという話は聞いたことないが、隠れて付き合っていてもおかしくないな。
そう思わせるくらい、2人のいる空間はキラキラと輝いて見えた。
「⋯⋯」
誰もが憧れるカップル。お似合い。
あーあ、
「⋯きれいだなあ」
私の小さな小さな呟きが聞こえてしまったのか、それとも何かを感じたのか
「⋯⋯Aちゃん？」
及川さんと視線がぶつかった。
「ッ⋯⋯⋯！？？！？？」
なんでだ！！？？
私に気づいた及川さんは何やら百合さんに声をかけて、こちらに向かって来ようとする。
「やっほーAちゃん、
白羽ちゃんとのランチは終わったのかな？」
ギクッ、
そこを詰められたらまずい！
『今朝、2人で約束してたよね？
まさか白羽ちゃんとの約束をすっぽかしたの？』
なんて聞かれたら答えられない！！！！
「Aちゃん、まだ時間あるならよかったら俺と─────」
⋯逃げよう！
「失礼します！」
「ええ！？ ちょっ、Aちゃん！？？」
私の出せる最大速度で廊下を駆けていく。
すれ違った教師が注意しようとするが、私だとわかるとわかりやすく顔を背けた。
今回ばかりはありがとうございます、注意してくれなくて。
そのまま、及川さんから私が見えない場所に行くまで走り続けた。
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ne*(プロフ) - 大丈夫ですか？無理しないで下さいね。 (2022年9月2日 9時) (
レス) id: d0690099e0 (このIDを非表示/違反報告)
すみんみん - 続きがめちゃめちゃ気になります！頑張ってください！ (2022年8月12日 17時) (レス) @page27 id: ebcea48cb7 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - 大丈夫ですか？体調崩されたのでしょうか。お大事になさってください (2022年8月10日 9時) (レス) id: 83697b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 僕も続きが気になりますでもこんなにたくさん小説を書いていると疲れるので休みながらでもいいので頑張ってください (2022年8月9日 19時) (レス) @page27 id: 25670c47bc (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 続きが気になりまくりです！更新頑張ってください！ (2022年8月9日 12時) (レス) @page27 id: 3764804c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湧緋 | 作成日時：2022年7月24日 0時
