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｢ ごめん、やっぱいいや ｣
口を開いたら、ふっと出てきた
『 わたしの言うことはみんな聞いてくれる 』
そうしてくれる人が周りにいるのに
あいつは愛を知らないと言った
歩道橋のときは上手く丸め込まれたけど
尽くされて、それでも愛を知らないなら
それはもう、尽くされ過ぎて愛に気づけていないだけだ
小さい頃から親と遊んだことなんてないし
家に帰っても、親らしい人はどこにもいない
親が親じゃない恐怖から、何も言えない
わがままも、反抗も
そんな俺の気持ちとあいつの気持ちが
一緒にされてたことが
一瞬でも同情して涙を見せた自分が
腹立たしかった
_______ だけど
『 もう我慢しなくていい 』
あの瞬間、まるで心の全てを見透かされたみたいで
俺の苦しみを知ってくれた気がして
まだこの世界にそういう人がいたって事が嬉しくて
もう少しだけ、生きてみようと思った
せめて、あいつにもう1回会うまでは
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みく(プロフ) - 3年前に読ませていただいていたものです。再連載とても嬉しいです。また定期的に読みに来させていただきます。 (2021年9月15日 21時) (
レス) id: a0c149052c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：k | 作成日時：2021年8月24日 22時
