あんスタ【私は、このﾌﾟﾗﾝを提案いたします。】4 (ページ5)

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124話ページ5

仕事を頼まれてから。私は、fineを邪魔するものを排除すふフリをして、ある程度のヒントと関係者を繋げていた。

Tricksterを負かし、解散させ、移籍させるという作戦も考えた。その配属先も、これからのヒントになるだろう場所を選んだ。

対戦表も仕組んだ。fineが圧倒的不利になるよう、強いと言われるユニットを偏らせた。いわば、ハンデ。

日々樹｢分かりませんねぇ？敗北が勝利？説明を…☆｣

貴｢変えたけれど、それ以上はなかった。彼が闇なら、光が必要。それを見るためには負けることが必然だと、勝手に解釈したんです｣

日々樹｢おやおや。クライアントに相談もなしに勝手に路線変更したんです？｣

貴｢気づかなかった方が悪い、と、貴方のリーダーなら言うはずでしょう。世の中の仕組みも同じです。全てに勝ち続けた人間は、敗北者の痛みに気づかない。味わって、知ってこそ、上に立つものの責任が分かるものです｣