黒子のバスケ【あの青春をもう一度】最終章 (ページ8)

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第47話ページ8

青峰｢うぃーす｣

珍しく練習に来た青峰に、部員のみんなは目を見開いた。

明日は大雪が降るだの、槍が降るだの、好き放題いう奴らに睨みを効かせる。

隣コートで練習していたサバは、青峰の様子に安堵の息を吐いた。

だがしかし。崩れたものの大きさは計り知れない。

青峰(Aの事は好きだ。でも、それがイコール俺より強い奴がいる証明にはならない)

けれど、信じている言葉はある。

貴『あんたより強い奴なんてすぐに現れるわよ。なんたって、世界は広いもの』

青峰｢…ふっ｣

その笑みは優しく、言えば天使。気持ち悪いと吐いた先輩に、あぁ？っと、青峰はボールを投げつけた。

練習に付き合ってもらいながら、あっという間に日にちは過ぎていく。

夏はあっという間に過ぎ去って、いよいよウィンターカップ本番。

貴｢1回戦は…｣

黒子から見せられたトーナメント表。

青峰｢誠凛…｣

私達は同じタイミングで、同じように笑った。

強いのはどちらか。

決戦まで残り____________。