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第52話 ページ13
陽泉、海常の試合を経て、誠凛は見事決勝に残った。
対戦高校は赤司征十郎と無冠の五将３人を引き連れる最強と名高い洛山高校。
赤司、か。
貴｢そういえば、赤司とはどうなってんの？｣
鯖山｢え？何が？｣
久々に学校帰りにであったので、マジバで雑談中、ふと思ったことを話題にしてみた。
サバは存外自然としていて、特に何も無いよと言う。目の色は濁って、何も無いようには見えないんだけどね。
鯖山｢うちはいつだって赤司くんを待ってる。どんな赤司くんも赤司くんだもん。赤司くんが試合に出るなら、頑張ってって応援する。それだけだよ｣
本当はそれだけじゃない。
私達は似たもの同士だ。
『楽しんでほしい』と、思っているくせに。
黒子｢蛯原さんに、鯖山さん？｣
貴｢お｣
鯖山｢あ、黒子だ。やっほ〜｣
大好物のバニラシェイクを手に、黒子は気づいて声をかけてくれた。私の隣にどうぞと促し、黒子は素直に座る。
黒子｢そういえば、膝の具合はどうですか？｣
貴｢うん。中々いい感じ。バスケしてもなんとか平気になってきた所かな。まだあんまり、無茶はできないけどね｣
医者からは奇跡とはおこるものだなと関心されたくらいだ。
おこるなら、是非ともおこってほしいものだけれど。
黒子｢そうだ。蛯原さん｣
貴｢ん？｣
黒子｢洛山戦に向けて何かアドバイス等いただけませんか？｣
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作者名：�� | 作成日時：2017年10月9日 0時
