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第41話 ページ2
放課後。
相田｢…わかったわ｣
夏が終わり、私は、少しでも膝の回復に専念したいと、相田先輩に交渉して承諾を得た。
冬までもう時間はないけれど、私がいなくても、こいつらなら大丈夫。
貴｢ありがとうございます｣
頭を下げて、私はその場を立ち去った。
火神｢A！｣
話を聞いていたのか。廊下の角、そこを曲がった瞬間に、黒子と火神が姿を現した。
貴｢どうしたの？｣
黒子｢バスケ、やめてしまうんですか？｣
貴｢やめはしないよ。ただ、自分のために時間を使いたいってお願いしただけ。みんなのプレイ見てたら、私もしたくなっちゃったんだもん｣
早く、バスケをやりたい。今は、その気持ちが強い。
貴｢傍にはいないけど、いつだって私は、誠凛を応援してる。見に行くよ。だから、連れてってね。私を、青峰のいる場所に｣
二人の胸元に拳をぶつける。真剣な顔をして、二人は私の手を握り、頷いてくれた。
勝ち進んでくれると信じてるから。
彼らが前へ前へと前進するように、私も歩き始める。
スマホを取り出して、画面を表示。連絡先から、目的の人物に電話をかける。
鯖山《はーい？》
貴｢時間、ある？｣
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作者名：�� | 作成日時：2017年10月9日 0時
