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Obstinate*37 ページ37

『ちょっとー!!』

「んあー?」

『そこ私っ………………!』


なにをつべこべいってんだ、って仲野がいる場所は私のベッド


「お前のベッドせまいなー。」

『は。あーもっ!どいてよ!』

あとは寝るだけだね、そう言って後ろを向くと仲野に占領されていた私の寝床

仲野の横の隙間に膝をついて、かけていた毛布を剥ぎ取る


『どーいーてー!!!』

「うっわ、おい、やめろやめろ!」



そして、私が毛布を奪うと仲野が睨んできた



『なによ。』

「……………はぁ。」


後少しなのになぁ、とかつぶやいた仲野の言葉の意味がわからなくて

『え?』

と聞き返すと


「なんもね。ん、おいで。」

『っ…………』


仲野は自分の足の間に来いと言っている


なんでいきなり優しくなんの。


私の胸はどんどん警鐘をならしていく



「ほら、早く。」

『……………』





こんなときって、どうすればいいのかわからなくて。


今までだったら絶対に断っていたのに



『ばか、あほ。』

「……………………!?」




ちょん、と座った




その瞬間、私と同じシャンプーの匂いがしてキュンとして




『………………っ、なんか反応してよっ。』







だけど仲野が何も言わないから、私は一人で顔を俯かせる



『え……………。』

「……………聞こえる?」



急だった、仲野が何かをいい私をギュッと抱きしめる

今の聞き間違いじゃないよね?

嘘じゃないよね?


『な、なにが?』

「ん。俺の。」


途端に腕の力が強くなって、とんと胸に顔を押し付けられた



トクン、トクンって



『………っ』

「まじ情けねぇなー、俺。今、やべぇわ。」




ねぇ、いつかはこの温もりも消えちゃうんだよね


私を置いていかないで、私より先に大人にならないで


言いたいことは沢山ある



だけど確実に言えるのは好きなんだ、君がどうしようもなく好きなんだ。

























































































――――――――――まじ、可愛すぎんだろお前。


私を抱きしめる前に、彼はきっとそう言った。

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あおはる - えぇぇぇぇぇぇぇえ!! 終わり方あぁあああああ! 好きぃぃぃぃぃぃい!!! 好きな人と性格似すぎて怖い まっ、好きな人のほうが全然かっこいいんだけどねっ♪(?) 大好きです (2021年7月6日 23時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
とあるY - 好きな人と性格が似すぎてビックリしました! (2021年1月13日 16時) (レス) id: 421fd3c561 (このIDを非表示/違反報告)
- 読み始めは、どうなるの?と思いました! すごく“青春,,が書かれていて、自分が主人公になった気がして、もう本当にドッキドキが止まりませんでした!最高です! (2021年1月12日 6時) (レス) id: 0a82627353 (このIDを非表示/違反報告)
ayana1101(プロフ) - まじ最高です (2020年3月22日 18時) (レス) id: d9ed228046 (このIDを非表示/違反報告)
- なんだか私の好きな人にとても似ていました!面白かったです!! (2019年10月30日 22時) (レス) id: 1dbf98b378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちねな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/5d6d080ec71/  
作成日時:2014年3月22日 21時

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