まぁまぁ、原作崩壊も程々に Ⅲ (ページ29)

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耳打ちされた言葉ページ29

「いきなり刀を振りかざしてすみませんでした」

集中して見ていれば最後の一撃が手加減されていたことなんてわかったはずなのに

早とちりして攻撃してしまった……

「構わん、良いものが見れた

して小娘、貴様は何を目指す」

「海賊王です」

間髪入れずにすぐ答えればミホークにｸﾂｸﾂと笑われた、

「ただならぬ険しき道ぞ、このおれを超えることよりもな」

「分かってますよ、けど絶対私はなってみせます。

そしてこの帽子だって……あっ！！ウソップ！！ゾロは無事か！？」

引き上げられたゾロは生きているだろうがきっと無事ではないだろう

「生きてる！！気ィ失ってるだけだ！！」

「アニキぃ」

「返事してくれぇ〜ｯ！」

ｽｯと刀が上にあげられた

「ゾロ……？」

「A？……聞……コえ……るか？」

「あぁ！！」

「不安にさせたかよ……おれが……世界一の剣豪にくらいならねェと……お前が困るんだよな……！！」

海軍基地の時の言葉を覚えて……

「おれはもう！二度と敗けねェから！！
あいつに勝って大剣豪になる日まで

絶対にもう！おれは敗けねェ！！！

文句あるか海賊王！！！」

「……ない！！」

ゾロの誓に笑顔で答えた

「いいチームだ

また会いたいものだお前たちとは……それから小娘……」

ミホークは私に耳打ちをすると、気が済んだらしく自分の小舟へと戻って行こうとしていた

すごくマイペースな人だな……

「オウ鷹の目よ……！！てめェはおれの首を取りに来たんじゃねェのか、この東の海(イースト･ブルー)の覇者"首領(ドン)･クリーク"の首をよ！！」

自分のことを覇者と呼んで恥ずかしくないのだろうか？？
ミホークはめんどくさそうに振り返り、満足したから帰って寝ると言い始めた

本当にマイペース人だ……

それにクリークはさっきのゾロとの戦いを見ていなかったのか？？？どう考えてもお前で勝てる相手ではないことくらい分かるだろう？

「帰る前に死んで行け！！！」

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

体から現れた無数の銃で撃ち始めた

「さすがだな、懲りぬ男よ……

さらば」

ﾄﾞｳﾝｯ！

ミホークは黒刀をもう一振して去っていった

一振の衝撃で船は大きく揺れ、ガレオン船はまた崩れ始め手下達は騒いでいた

「今のうちにウソップ行ってくれ！！」

「……！！わかった！！おれとゾロは必ずナミを連れ戻す！お前はいいコック仲間に入れとけ！」

何故か新しい任務も追加されてしまったな……