まぁまぁ、原作崩壊も程々に Ⅲ (ページ12)

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海賊旗ページ12

「ウソップ～！海賊旗描いてくれないか！？」

「おぉう……どうしたんだよそんなペンキまみれになってよ。

は。」

のんびりしていたウソップに突然大声で駆け寄ってくるA……A？？なのかはっきり分からないくらいペンキで汚れていて一瞬誰かわからず若干恐怖を感じさせた

そんな事よりAの手に持っている黒い海賊旗……らしい布

「なんだこれは……なんかの生物か？？」

「失礼な……ドクロを描いたつもりなんだよ……ちょっと歪んじゃったけど」

ちょっと所じゃねぇよと突っ込みたいウソップ……何事かと2人が駆け寄ってくるが2人とも私の顔と持っているものに苦い顔をする

「私には絵心が無い！手先が器用なウソップに頼みたいんだ」

「絵心がない自覚はあるのね」

「こりゃ違う恐怖を感じる海賊旗だな」

各々と感想を述べられて気が沈んでしまう

絵心が無いことには気がついていたけどここまでとは思わなかった

「仕方ねェ、おれが描く」

そう言ってハケを手に取り新しい黒幕に色をつけ始める

え、下描きとかないのか……すごいな。

それから数十分、よしできた。というウソップの声に気づき旗を見てみる

「うん！上手い！」

「やっぱりウソップはすごいなぁ。私のとは全く違うよ、」

「おめェのはナメクジだったよ」

「ゾロ、それはナメクジに失礼だ。」

「アンタじゃなくてナメクジに失礼なのね。」

今度は帆にも描こうという事で、私は塗れないのでペンキの用意をして少しでも役に立つように頑張った

１回頭からペンキ被ったけど。

「よしっ完成！！これで"海賊船(・・・)ゴーイング・メリー号"の出来上がりだ！ありがとう皆！」

やっと描き終えて、一休みする為に船内へと入った

カヤが言っていた通り、一通り生活に必要なものは全て揃っているらしく、キッチンも結構広い

紅茶を入れて一息つく

「今のところ私が船長、ご飯は作るけど……やっぱりちゃんとしたコックさん置いた方がいいかもしれない」

「そうね、これだけいいキッチンだもの」

「長旅には不可欠な要員だな」

私が作っても別にいいのだが、ちゃんとしたコックが食材の管理をしてくれた方が良いのだ。

「次の島辺りで探そうか！」

「えぇ、そうね。」

「じゃぁそろそろお昼に……待って。誰か船に乗ってきた」

急に匂い始めたこの3人以外の匂い、殺気も混じっていて危険だということは分かる

「どういうこtﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ！！！」

「！！」

「出て来い海賊共ォォ！」