まぁまぁ、原作崩壊も程々に Ⅲ (ページ11)

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連れてってページ11

「あなたには、あなた達にはこの村を守ってくれた恩人……本当はもっとしてあげたいのだけど……」

「ううん、充分……いや、お釣りが出るくらいしてくれた。私の方こそありがとう」

私はカヤに優しく抱きついた
本当に暖かい、優しい香りだ……

「A、一つだけ頼みたいことがあるわ」

「なに？？」

「＿＿＿＿。」

カヤが優しく微笑んで口を開いた時

「うわぁぁぁあああ！！」

「なに！？」

坂の上の方から丸い何かが転がってくる

え、あれは……

「止めてくれぇぇぇぇ！！！」

あれ、もしかしなくても……

「ウソップさん！？」

「やっぱりそうだったの！！」

ゴロゴロと転がりながら加速しているウソップ、あのまま来れば船直撃だ

「ゾロ止めよう」

「おう、」

ごめん止め方酷いかもだけど我慢してね

ﾄﾞｽﾝｯ

「わ、わりぃな……」

「おう。」

「ごめね足で止めて……」

斬るわけにはいかないしあの速度を止めるには足しか無かったの。

まさか顔面に入るとは思わなかったけど……

「やっぱり海へ出るんですね、ウソップさん……」

メリー号よ隣に止まっていた小さな船はウソップのだったのか……

そんな小船で海に出るなんて……無謀だぞ？←(きっと君には言われたくないたろう、酒樽に入ってた人には。)

「あぁ、決心が揺れねェうちにとっとと行くことにする。とめるなよ」

「止めません。……そんな気がしてたから」

「なんかそれも寂しいな」

どっちなんだよというツッコミは飲み飲んでメリー号に乗り込んでみる

すごく乗り心地がいい、木のいい匂いも潮の匂いもする

「お前らも元気でな！またどっかで会おう」

ウソップが私たちに向かってそう言ってきた

「なんで？？」

「あ？なんでってお前、愛想のねェやつだな……これから同じ海賊やるってんだからそのうち海で会ったり……」

ウソップは、1人でこの広い海を渡る気でいる

けどねウソップ……そうはさせない

「何言ってんだよ、早く乗れよ」

「え？」

「私達もう仲間だろう？」

ビックリしてる匂いがする、それと同時に歓喜の匂いも

良かった、断られることはなさそう

「キャ……キャプテンは俺だろうな！」

「船長は私だ！」

仲間2人、同盟者1人、計4名

カヤ、あなたの願い……確かに叶えたよ。

「ウソップさんを連れてっくれますか？」