私の番犬達__

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『ねえええ豆ちゃああぁん』







豆「ん？どうしたの？」






『今日授業でしたところいまいちわかんなくて.......
教えてくれる？？』





お昼休みはあっという間に過ぎて、皆と食べて教室に戻ってきた後、前の席に座る豆ちゃんの背中をつっつくと安定の優しさ全開の笑顔で振り向いてくれた







豆「ええしかたないなあ〜笑笑」





そういうと豆ちゃんは私と向かい合わせに座ってくれて、どこ？って私のノートを覗き込む。





ここなんだけどって指差すと
ここはね〜って説明し出してくれる。






一つの机に向かい合ってるせいか距離が少し近い。
ふわっと風にのって匂ってくるのは、
たぶん豆ちゃんのシャンプーの匂い。

指でノートをなぞりながら教えてくれるんだけど
手も大きくて指も長い

ちらっと豆ちゃんの方をみると長い睫毛が影になって、白くてお餅みたいな肌にうつる。





豆ちゃんってほんと絵になるなあ、、
そりゃぁ女の子が放っておかないよね。








豆「A？」






『えっ、あ、』





豆ちゃんに名前を呼ばれて我に帰る。
あぶないあぶない、完全に見惚れてた。。




豆「きいてなかったでしょ〜」





ふにっ、と豆ちゃんにほっぺたをつままれて
全力で首を横に振る





『きいへたよっ！！』



必死に否定するも、にたあっとした顔で見られて信じてくれない。





言えない、豆ちゃんに見惚れてましたなんて.....。

見惚れてたのは事実だけど、、






焦る私を見て、ははって笑うと
つまんでいたほっぺたを離して、すりすりと今度は優しく撫でてくれた





豆「やわらかすぎて食べれそう」






『え、むり、その前に豆ちゃんのお餅ほっぺ食べるからね』





何が食べれそうだ、それは豆ちゃん貴方のほっぺたですよ。何度食べようと隙を狙ったか。




すかさず私が言い返すもんだから豆ちゃんはしばらくの間爆笑してた。








その隣で、汐恩達はスマホゲームで盛り上がっていた。



なんのゲームでそんなに盛り上がってるんだろう？？









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放課後___。




隣のクラスの碧海達と合流して、下駄箱まで歩いていく。




下駄箱に着いた時に気付いた。





『あれ、』




翔「どうした？」





鞄を漁る私に、皆足を止める




『教室にスマホわすれた、、とってくる！！
皆先行ってて！』






え、1人で？！って言われたけど
振り返らずに、私は教室まで走った__。

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