私の番犬達__

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リビングまで押して手を離すと









『あっ、汐恩』






私の後ろをとことことついてきた汐恩。








『おかえり、汐恩』







汐「....ただいま」









目を合わせてくれなくてそのまま私の隣を通って手を洗いに行ってしまった。







さっきまで怒られたチワワみたいに暗い顔してたくせに。

尻尾下がってるの丸見えだよ。







どうしよう、、上手いこと話せない。



ってかおかえりじゃないじゃん、先にごめんねでしょ！！







もうまた間違えちゃったじゃん、、






『はぁ、』




となかなかうまいことできなくて、私は無意識にため息をつきながらエプロンの紐を解こうと背中に手を回す









瑠「A」








『ふえっ、？』





瞬間、突然後ろから腰をぐいっと抱き寄せられる。




捕まえた！って言われて顔を上げると


もうすぐ近くに瑠姫の顔。








や、ちかいよ！！


鼻先がちょんっと少し触れる









『る、瑠姫っ？！』






瑠「解くんでしょ？」





いいいいいいいやそうだけど！！！

近いんだってば！！






私を引き寄せて腰に回ってきている腕は、

王子様みたいな雰囲気とは裏腹がっちりとしている。









とか思ってると、しゅるっと解いてくれて

拘束されていた身体はあっという間に解放される。








いちいち近い！することが距離近いの！！







瑠「顔真っ赤 笑」







『なっ、！瑠姫のせいじゃんばか！！』






からかってる瑠姫の肩をばし！とたたくとごめんごめんと
王子様スマイルで笑うから、もう、、と言うしかなくなった








私たぶん、皆の笑顔にはとことん弱いと思う____。









.









.









.









.









純「がちでうまい！！やっべえいくらでも食べれる！」








覚醒したかのように大声を出す純喜。


でもものすごく嬉しくてにやけちゃう。








蓮「本当腕上がってきてるしすごいよ」





ええええなにやめてよそんな褒めてもなんもでないよ？？




とか思ってにやけてるのはやっぱばればれで




純「にやにやしすぎな」







『うっ、』






いいもんばれてたって。







奨「蛍いいところあった？」






『あっ、うん！ここから１５分ぐらい歩いたところにすごく綺麗に見えるところがあるみたい』







蓮「いいねめっちゃ！」






お風呂入ってから皆で行こっかと蓮の言葉に私は頷き

皆で騒がしく食卓を囲んだ___。

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