私の番犬達__

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『んっ、』






さむ、





肌寒さを感じて、私は目を覚ました。





やばい私あのまま寝ちゃってた...





眠い目を擦って身体を起こそうとした時








『ふぇ、』





目の前の状況に、思わず変な声がでて身体が硬直して
寝ぼけ状態だったのに一気に眠気から覚めた。






目の前に、豆ちゃんの顔。






な、なんで、てか近すぎるよ...




小さく寝息をたてて気持ちよさそうに眠る豆ちゃん

これ少し顔を動かしたら唇あたっちゃうよ..？！





ちらっと目線を動かすと時刻は4時半。





皆死んだように寝ていた



きっとあのあと皆も疲れてそのまま寝てしまったんだろう。







にしても！

いや、たしかに私の隣豆ちゃんだったけど、こんな近くで寝られるのはちょっと聞いてない








少し顔を離して見てみると





顔、綺麗だなあ



肌白くて本当おもちみたいだし
可愛く見えるけど、こうやってみたら男の子なんだなあ


整った眉毛に形のいい唇。









柄にもなくドキドキしてしまう









豆「んん、」







『っ！』







刹那、豆ちゃんがごそごそと動き始めて、急いで私は目を瞑って寝たふりをするが







『ぇ、な、』








豆ちゃんの腕が伸びてきて、私の腰に腕を回すと
ぐいっと引き寄せられる



え、な、ま、まって



口から心臓でそう。





豆ちゃんの胸元に顔を埋めて固まってる私




心臓がうるさいぐらい鳴っているのが自分でも聞こえる




豆ちゃんがこうしてくるの、初めてじゃないのに。
なんか今回は違う。





目をぎゅっと強く瞑って耐えていると






くすくす笑う声が聞こえて
私を抱きしめている身体がかすかに揺れている






え？と顔を上げると





寝てたはずの豆ちゃんが、私を見下ろしていた






『お、起きてたの？！』





寝たふりしてたのばれてた？！





恥ずかしくなって大きな声を出したせいか

豆ちゃんが、しーってする。



はっとなって私もとっさに周りを確認した








どういうことなにこれ、ずっと起きてたの、？









豆ちゃんが私の腰から手を離すと、私も自然と少し距離をとるが
相変わらず顔は近い。








豆「寝たふりしとったのばればれ 笑」





かわいい笑顔で、私の寝たふりを暴いてくる


うぅと私も何も言い返せなくなって自爆。





『いつから？』





豆「それ聞きたい？」

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