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スマホ、後ろのロッカーの中に入れっぱなしだった、、
忘れないようにしないとって思ってたのに。
早く戻らないと純喜たち待たせてるし
教室鍵かかってないといいけど....
ガラッと教室の扉を開けた時
目の前の光景に、私の身体は一瞬にして強張って
足がすくんだ。
.
.
「あっ、白樺さん、、」
『しっ、、みずく、』
どうして、私のクラスの教室にいるの...?
それにそこって
『なんで、私の....席』
清水くんは、至って普通のように
当たり前のような態度で私の席に座っていたのだ
熱くないのに、身体に汗が滲んできて
心臓がばくばくしはじめたのが自分でもわかった。
まっ、、て
どうしたらいいの、いまから引き返す?
蓮たちを呼びに行く??
でも足が動かない
それに、、まずここから逃げることができない
そう、悟ったのだ。
鞄を持つ手に力が入る
『どうかしたの....?皆ならもう帰ったよ??』
だめだ、怯むな。
平然を精一杯装い、私は清水くんにへと近づいていく
「白樺さんに用事があって」
『それならまた今度聞くね』
大丈夫、大丈夫、スマホを取ったらすぐに出たらいいんだ。
彼に背を向けて私はロッカーの中にあるスマホを取り出した。
刹那、私の耳元で、生暖かい吐息がかかった。
「逃げないでよ」
『っ!!』
ガン!!!
とロッカーに手をつかれて、私の逃げ場はなくなった。
後ろを向くことすらできなくなった。
こわい。
誰か、
お願い、私がなかなか戻ってこない事に気づいて。
動けずにいる私に、清水くんの吐息がまた
耳にかかる
「白樺さんの周りに、ずっとあいつらがいるからさあ
なかなか話せなくて困ってたんだよね」
どういうこと??
あいつらって蓮達のこと、、??
『どいて....』
振り絞った声をあげたが、清水くんはただひたすら
面白がっている様子だった
『っ!』
私は一瞬の隙をついて、
清水くんの溝落ちに肘を突き
緩まった彼の手の間から身体を捻るようにして
抜け出した
「おっと、」
『やっ、!!』
だけどそんな隙も瞬く間にかわされてしまって
ついに私は、彼の手に捕まってしまった。
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ののか(プロフ) - 美希さん» はじめまして(^^)そう言っていただけてうれしいです〜〜!!みんなかっこいいので迷っちゃいますよね笑笑 これからも楽しんでいただけるように頑張ります! (2021年10月12日 0時) (レス) id: 0fd5c0a555 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - はじめまして!更新されるたびドキドキしながら見ています(>_<)豆ちゃんも良いですが、しおんくん落ち見たいです😂 (2021年10月1日 21時) (レス) @page46 id: 2581c70cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ののか(プロフ) - ○○さん» はじめまして(^ ^)できるだけ皆様に楽しんでいただけるようなお話を届けたいと思ってます!!私もどちらとも選べないです〜(p_-)笑 更新頑張るので、これからもよろしくお願いします!ありがとうございます! (2021年9月20日 2時) (レス) id: 0fd5c0a555 (このIDを非表示/違反報告)
ののか(プロフ) - ちゅるぼさん» こんばんは(^^)コメントありがとうございます!そう言っていただけるとものすごく励みになって頑張れます(TT)!汐恩くん落ち私もみてみたくなってきました笑笑 (2021年9月20日 2時) (レス) id: 0fd5c0a555 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして!お話楽しく拝見させてもらってます!豆ちゃんと汐恩どちらと結ばれるかドキドキしながらこれからの更新楽しみにしてます♪私は豆ちゃんオチが見てみたいなあなんて考えてます!! (2021年9月19日 9時) (レス) id: 9e1f16d5e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののか | 作成日時:2021年9月19日 1時