episode26 ページ25
ゴォォォォォォォォォっ!
ベランダで風に当たっていると、
狼の鳴き声が聞こえた
そうだ。外には出ないようにって言われてた…
慌てて部屋に入ると、
英語の歌が聞こえて来た
歌ってるの、誰だろ。。?
.
岡本「You raise me up, so I can stand on mountains……あっ、、Aちゃん。。」
「その歌…聞いたことがあります。」
岡本「本当?」
「はい!スケートの…」
岡本「みんなそうやって言うよね。」
「え?」
岡本「この歌には意味がある」
「どう言う意味なんですか?全然知りませんでした…」
岡本「えーっと、苦しみで辛い時とかにあなたがいると私は山頂にも立つことができるし、嵐の海にも進んでいけるって言う意味の歌だよ…」
「ってことは、、、‘あなた’は‘わたし’を必要としているってことですか?」
岡本「ざっと言うとそうだね…」
「なるほど…」
岡本「この歌は俺の母親が歌ってくれた歌なんだ…」
「そうなんですね…」
岡本「なのに、女ってずるいよね…」
「え?」
岡本「俺が必要とか言っときながら、すぐ裏切るし…」
「岡本さん?」
岡本「どうせ、俺なんか必要じゃなかったんだ!」
「落ち着いてください!」
岡本「お前だってそうだろ!いつかはこの館からいなくなるっ!!」
「それは…」
岡本「みんな俺らを見捨てるんだ。。。」
「見捨てたりなんか…」
岡本「見捨てるだろっ!」
「キャッ……」
勢いで岡本さんに倒された。
落ち着いてほしい…
わたしは見捨てたりなんかしない。。
信じてほしい
岡本「女はずるいよな…」
「……」
岡本「そうやって涙目で見つめてくる」
「。。。」
岡本「俺のこと好きでもないくせに、、、
本当にずるい。。」
「ずるくなんかないですっ!
わたしにとっては岡本さんの方がずるいですっ!」
岡本「は?」
「こうやって分かり合える友達も沢山いるし…。
わたしには分かり合える友達なんかいません!」
岡本「だから?」
「えっ…だから……?」
岡本「だからなんなんだよ」
「だ、だから……。。羨ましいです…」
岡本「羨ましい?」
「岡本さんには分からないですよ…
友達がいないわたしの気持ちは…」
岡本「はぁ?俺だって言ってやるよ。
俺の気持ちは友達だって分からない。母親に見捨てられた気持ちなんて…」
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みなみ - 文字が見ずらいです! (2018年8月14日 2時) (レス) id: 00dac5b491 (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - 岡田侑翔さん» ありがとうございます!もう少しお待ちください! (2018年4月10日 20時) (レス) id: effd33b972 (このIDを非表示/違反報告)
岡田侑翔 - 続き、きになります!!頑張って下さい! (2018年4月10日 18時) (レス) id: 82f66bbc1c (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - 櫻葉さん» ありがとうございます!沢山の方からお気に入りや評価をいただいているので何がなんでも書いていきたいと思ってます!!これからもよろしくお願いします。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: effd33b972 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉(プロフ) - part2楽しみにしています! 書いて下さい! (2018年4月7日 11時) (レス) id: 3452a8a69c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セナ | 作成日時:2018年3月11日 14時