検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:15,970 hit

..*..05..*.. ページ6

「…どこに、座ろ」




食事作りに専念してたら、もう食べ始まっていた。
…私的には至さんと万里のそばがいいけど…。




盛り上がってるし邪魔したくない。




「あ! Aちゃん! こっち空いてるよ」

「紬…。 いいの?」

「勿論。 ね、丞」

「ん? ああ」

「じゃあ、お邪魔します」





手招きされたなので、紬と丞のそばに腰を下ろす。
ふと、至さんと目があった。




「…」

「!」




今…笑って、くれた。
それだけで舞い上がる私は、物凄く単純だと思う。




「茅ヶ崎か?」

「え!?」

「Aちゃん、わかりやすいね」

「紬に言われちゃお仕舞いだな」

「ちょっと、丞!」




仲の良いふたりを微笑ましい気持ちで見詰める。
何か、兄弟みたい。




「お前、茅ヶ崎が好きなのか?」

「た、丞!?」

「え…。 …うん。 一目惚れ、ってやつかな」

「ひ…一目惚れ…」

「だそうだぞ。 紬」



なんで、そこで紬?
紬は真っ赤な顔で丞に何か文句を言っている。




一体なに?




..*....*..



【side*紬】



“一目惚れ…って、やつかな”



胸が、痛むのを感じた。
一目惚れか。 それなら、さっき俺もしたかもしれない。
万里くんと一緒に談話室に入ってきた、君に。




「ッ…」




自分で思い出して恥ずかしくなる。
この年でこんな気持ちを抱く何て思わなかった。




「? …紬、顔赤くない? お酒、酔ったの?」

「へ!? い、いや…ち、近いよ!?」

「え、近い?」




気付くとAちゃんの顔は目の前にあった。
俺の額に触れ、小さく首を傾げた。
…あー…もう、可愛い…。




「ね、丞。 紬はお酒弱いの?」

「どっちかって言ったら弱いな。 けど、これはお前のせいだろ」

「何それ…」




俺の首筋にも触れ、熱ではないかを確認する。
同時に丞に声をかけたけど、丞はにやにやして適当に答える。




ふと、Aちゃんの後ろから腕が延びてきて俺から離された。




「…」

「あ、万里」

「A、紬さんが困ってんだろ」




かなり不機嫌そうな顔をした万里くんだった。


..*....*..

..*..06..*..→←..*..04..*..



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
180人がお気に入り
設定タグ:A3! , 摂津万里 , 茅ヶ崎至
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

琉架 - この作品すごく面白いですね!更新頑張ってください!応援してます!! (2018年2月3日 0時) (レス) id: cc5efc05e7 (このIDを非表示/違反報告)
悠羽 - A3やってるのでどうしても監督目線になっちゃいます...この作品大好きです!更新頑張ってください! (2018年1月31日 2時) (レス) id: ac8906f900 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 初コメです(ノ)`ω´(ヾ) 面白くてとても好きです! 応援してます! (2018年1月18日 15時) (レス) id: 0fcd020c71 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:椎麻 | 作成日時:2018年1月15日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。