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【side*天馬】
「ば、万里の妹のAです。 いつも、万里がお世話になってます」
緊張してるのか、微かに頬を上気させ頭を下げた。
俺は思わず立ちあがり、その女を見つめた。
「天馬？ 何、さては…惚れた？」
「なっ！？ そんなわけないだろ！！ この俺が！！」
「でも、あの人すっごく可愛らしいです！ …妖精さんみたいです」
「うんうん。 あのこ、可愛い！ 俺もスキー！」
「確かに確かに！ 激マブヤバタン！ 俺トモダチになるー」
賑やかな夏組連中をスルーして俺は紬さんと話すあいつのそばに行った。
「おい、お前」
「２年生の、芸能人の人…？」
「はあ！？ 名前知らないのかよ！？」
「ご、ごめんなさい…」
小さく縮こまるのを見て、微かに罪悪感がわく。
俺は声音を小さくして。
「…俺は、皇天馬だ。 覚えとけよ！」
「は、はい」
こいつ、俺のこと覚えてないんだな。
…クソッ。 何か、モヤモヤする。
なんだ、これ…。
..*....*..
「あれ？ また、会ったね」
私…夢でも、見てるのかな。
それとも、妄想？ 幻覚？ 白昼夢！？
「あれ、至さんAと知り合いだったんスか？」
「知り合いっていうか、朝にちょっとね。 …って、万里こそ」
「こいつ、俺の妹なんスよ。 …おい、A。 まさか…」
万里の視線に思わず目を逸らし、小さく頷いた。
と同時に万里は頭を抱えた。
「至さんかよ…」
「ん？ 俺がなんだって？」
「いや、こっちの話ッス」
「ふぅん？ あ、俺は茅ヶ崎至。 君は？」
「あ…せ、摂津A…です」
差し出された手をそっと握る。
至さんは微笑みながら握り返してくれた。
「Aね。 よろしく」
「は、はい…」
格好いいです。
彼が万里の言ってた、廃人ゲーマーさん？
…こんなところで出会えるなんて…。
神様、これは…運命なのでしょうか…？
..*....*..
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琉架 - この作品すごく面白いですね!更新頑張ってください!応援してます!! (2018年2月3日 0時) (
レス) id: cc5efc05e7 (このIDを非表示/違反報告)
悠羽 - A3やってるのでどうしても監督目線になっちゃいます...この作品大好きです！更新頑張ってください！ (2018年1月31日 2時) (レス) id: ac8906f900 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 初コメです(ﾉ)`ω´(ヾ) 面白くてとても好きです！ 応援してます！ (2018年1月18日 15時) (レス) id: 0fcd020c71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎麻 | 作成日時：2018年1月15日 2時
