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「……分かりました。逃げましょ、俺と」
そう言って優しく微笑む幼なじみは、どうしようもなく、かっこよかった。
少しだけきゅんと疼いた心の痛みを無視して、気になっていたことを尋ねる。
『逃げる、って、どこへ…？』
「ああ、逃げるって言いましたけどただ家に帰るだけっすよ」
『家────森の？』
「そっす」
なんだ……遠くへ行くのかとばかり。
あの家、最近一切戻っていなかったから懐かしい、早く帰りたい。
ああ、でもその前にやりたいことがあるな。
『ねえしょーくん、───、────……』
*
『久しぶり……！』
「わー！え！A！？久しぶり！！」
明るく出迎えてくれたこの人はぴくとさん。
わたしがしょーくんに頼んだのは、森へ帰る前にぴくと堂に寄りたいということ。
ぴくとさんは『てるてる』という種族で、エルフとはかなり違えどほぼ不老不死なのは同じ。
わたしが幼かった頃から、ぴくと堂はここにあったし、わたしとぴくとさんは仲良しだった。
しかもしょーくんもぴくとさんと知り合いらしいし、という訳で挨拶に来たわけだ。
『相変わらず元気だねえぴくとさんは』
「あはは、お陰様で！ショッピくんも元気そうでなによりだよ……でもAは元気ないね、」
『わぁ……気づくかぁ』
「当たり前！何かあったの？話してよ」
優しく相槌を打ちながら聞いてくれるぴくとさんには相談がしやすい。
気づくとわたしは泣きながら全てを話してしまっていた。
その間ずっと、しょーくんが優しく背中をとんとんと叩いてくれていた。
その手もぴくとさんの聞き方も温かくて、わたしは我慢していた弱音を初めて人前で吐けたんだ。
「……酷い、ね。Aが無能なんて、絶対そんなわけないのに」
『うん……辛く、て。ほんとに……』
「そっかぁ……うーん、でも、それ多分ね」
────が====だから、-----ってことだと思うよ。
*
ユノです、スランプきてて長編が全然書けません。
まだ未公開の短編ならめちゃくちゃに進んでいます(謎報告)
困ったもんだぜ……
ぐだぐだで本当に面白くなくなってきてますが許してください……
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まこち(プロフ) - 初コメ失礼します､続編!!楽しみにしてます!!!! (2022年1月17日 17時) (
レス) @page50 id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - シュネーさん» ひえぇありがとうございます……！！！頑張ります…( ´ω` )/ (2021年9月29日 23時) (レス) id: 822e5c31a6 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - ユノさんおめでとうございます！(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑がんばれー (2021年9月29日 22時) (レス) @page35 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございます！(？)ゆっくりでもいいので、楽しみに待ってます！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page27 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 好き……え、設定も文才も言葉選びも何もかもが好き…頑張ってください、応援してます…… (2021年9月28日 7時) (レス) id: 3705531e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユノ | 作成日時：2021年9月24日 0時
