逃げたい。5 ページ7
.
午後の授業も(寝ていたから)あっという間に終わり、時は放課後。
私はバイト先のカフェでグダグダしていた。後ろから店長のため息が聞こえるとか私知らない。
私は実家から出て一人暮らしをしているから、その為の生活費を稼ぐためにバイトをしている。
仕送りは来るが、親を頼っているままではいけないと判断したのだ。
仕送りとかいらねぇから高校に乗り込んでこねぇかな。(危ない思考)
カランコロン、
ドアのベルが鳴る。
『らっしゃっせー……あ、常連さん』
「来た。」
一言いえばトテトテと私に近づいてくる全身真っ黒の黒の組織…もとい常連さん。
彼はこのカフェの常連であり、男性の中で唯一の心の拠り所である。
幼児が母親の元へ駆け寄ってくるような愛らしさに笑みを零した。も〜〜、可愛いんだからぁ〜〜〜〜！(顔デロデロ)
『こんにちは。今日はこの後用事でもあるんですか？いつもより早めの来店ですけど、』
「まぁ…ちょっと、な。」
『常連さんも多忙ですねぇ』
なんてたわいのない会話をしていると、またカランコロン、とベルが鳴る。
『らっしゃっせー』
「…！A、」
私を見ては、パアッと顔を明るくさせる紅白頭の彼。轟焦凍、同級生のアタオカだ。
うーんバイト先まで来るとは思わなかったわ。そこら辺はちゃんと踏まえてると思ってたんだけど
『店長帰っていいですか』
「帰るな」
『チィッッッッ(盛大な舌打ち)』
“接客をしろ”とのことなので、大人しく従うことにした。
轟くんは嬉しそうに顔をほころばせて「A、」と私を呼んでいる。イケメンは爆ぜてどうぞ。
「A。バイトはいつ終わるんだ」
『お前に教えたくねぇです。ご注文をどうぞ』
「Aは結構夜遅くまで働いてるって聞いた。だけど夜道は危ねぇだろ？」
『今日はシフト6時までなので。ご注文をどうぞ』
「でも俺ら恋人だろ、？Aは可愛いんだから他の男に襲われでもしたら…」
『妄想吐き散らかさないでください。さっさとご注文をどうぞ』
「そういえば姉さんに顔を見せる話なんだが、」
『話！を！聞いてくれますぅ！？』
面がいいからって何をされても許されると思うなよこのお坊ちゃんが！！！！
「でも俺財布持ってきてねぇ…」
『 何 を し に 来 た ん だ お 前 』
「？Aに会いに来た」
『もうヤダこいつ！！！！！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なつみ - 早く続きがみたい!!!!!早く戻って来てください!!!!! (2022年5月12日 21時) (
レス) @page43 id: 8f19dbd458 (このIDを非表示/違反報告)
ロスト(プロフ) - ブロッコリーさん» それなw夢主……ご愁傷さま(￣∇￣) (2021年7月24日 16時) (レス) id: 467929d968 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッコリー - 下に同じく…まぁ次回くるならくるで夢主大変そ…ご愁傷さま(*^^*) (2021年7月18日 1時) (レス) id: eac5d2add4 (このIDを非表示/違反報告)
ロスト(プロフ) - 面白いのに更新停止……戻ってくるといいなぁ…… (2021年6月13日 23時) (レス) id: 467929d968 (このIDを非表示/違反報告)
だしこんぶ - 姫はじめって何話ですかァァァァ (2021年4月1日 19時) (レス) id: f0f86e4d5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イケメンになりたい。
| 作成日時：2019年12月1日 16時
