23*.振り子の気持ち、青い鳥。 knsyp【5】 ページ22
knside
「…………は…？…好き…？」
…今、ショッピくんはなんて言った？
…好き？
頭が追いつかなかった。
「……っ、そうですよ好きですよ！でもこんな可愛げのない後輩に好かれたって嫌でしょう？もういいから俺をさっさとフッて……」
「いやいやいやいや待て待てショッピくん、嫌なんて言うてないやん！」
「……はぁ…？」
真っ赤な顔で今にも泣きだしそうなほど悲しげな表情をしていたショッピくんは意味がわからない、という顔をした。
うるさく騒ぐ心臓をぐっ、と据えてまっすぐショッピくんの目を見つめ覚悟を決める。
「嫌なんて言うてないしむしろ……むしろ、俺もショッピくんのこと好きやし！！」
身体中が緊張と喜びで熱い。
心臓だってどきどき言い過ぎててもう訳が分からない。
「それを伝えるためにショッピくんを探してたんや……。今日、伝えるために。」
そう言ってもう一度抱きしめると、ショッピくんは少し震えた声で。
「……じゃあ…。…じゃあ、俺ら…っ、両想い、なんですか……っ？」
「……そうみたいやな。」
するとショッピくんは、はぁぁ……とため息をついて俺の方に寄りかかってきた。
「……嫌われる覚悟だったのに。」
決して顔を上げずにぼやくように言うショッピくんの頭を、柔らかく撫でてやる。
「俺もやで。というか今でも信じられへんわ。……俺でええんよな？」
するとぱっ、と顔を上げたショッピくんは、真っ赤なその顔にいつも煽る時の悪戯っぽい笑顔を浮かべて。
「コネシマさんみたいな人のリード、持ってられるのなんか俺くらいしかおらんでしょ。」
「あ！？ショッピお前どういう意味や！」
そして、一瞬見つめ合った後、どちらからともなく吹き出した。
ショッピくんもいつの間にか俺の背中に手を回していて、その力がふいにぎゅっ、と強くなる。
「……まぁ、これからもよろしくお願いします。」
「……！なんやお前可愛ええなぁ〜！」
わしゃわしゃと頭を撫でくり回せば振り払われると思っていた手にすり、と甘えかかるように擦り寄ってくる。
気づけなかっただけの気持ちは、たった一言で幸せに変わった。
……………………………………………………………………………………………
…こ、こんな感じでいかがでしょうか…？
ちゃうなとかコレジャナイとかあったら
お申し付け下さい…。どんな罵詈雑言も
お受けする覚悟です…。
でもリクエストありがとうございました！
嬉しかったです…！
24*.反逆ノ躾 tngr【1】→←23*.振り子の気持ち、青い鳥。 knsyp【4】
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るある。 - ラッピングしてお返しするところ、、、尊い‼️ (5月12日 1時) (
レス) @page37 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
るある。 - 最高です(・・)ﾏｶﾞｵ (5月12日 1時) (レス) @page33 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
レマ - ありがとうございます 尊いです (2023年4月16日 16時) (レス) @page34 id: a92f5b28bf (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、遅れてしまってすみません！尊いは最大の褒め言葉です…！ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ - 尊い (2021年7月3日 3時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月21日 10時
