【ω/r/w/r/d/!】妄想の墓場 第二墓地【BL 】

17.めしテロかのじょ rbsha【2】 ページ2

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「……んっ……ふぅ……はふ……」

……なんかこいつ、妙に食べ方艶めかしくないか…？
ふー、と息を吹きかけて、口元に運んで、ずず、とすする。
それだけなのに、なんというかえろい。
それは多分暑いのに熱いカレーうどん食べて真っ赤な顔とか、合間に聞こえるちょっと荒い息とか、そういうのが原因なんだろうけど。
あと時折唇に付いたカレーをぺろって舐め取るのとかまじでやばい。
こんなえろい食べ方するなんてもう襲いたい通り越して心配だ。

「……んっ…はふ……。っん……、ふぁ……」

あああぁぁもう何なん！？
何で食事してるだけでこんなえろい声出すんや！？
もう完全に思考も視線もシャオロンの方に釘付けになって、自分の食事どころじゃなかった。

「………はむ、っん……あっつぃ……」

この暑い中でカレーうどんなんか食べてるからか汗も結構かいてきて髪が鬱陶しくなったらしく、ぐし、と片手で前髪をかき上げる。
その仕草もなんというか……扇情的で、どっちかというともう声も合わさって情事中にしか見えない。
このままじゃ本当にまずいってのに、当の本人は何も気にした様子なくもぐもぐ。
しまいには

「ロボロ？何してんの？うどん伸びるで？」

なんて訊いてくる始末。
こっちの気も知らないで……。

「っっっあー…いや、なんかやっぱお腹いっぱいやわ…………。……色んな意味で…。」

「……？いつもはよう食うのに珍しいな、悩みか？」

……そうだよ悩みの種はお前だけどな！！！
なんて言える訳もなく。

「あのー……シャオロン？食べ方もうちょい何とかならへんかな…？」

するとシャオロンはこて、と首を傾げて。

「食べ方？え、ごめん俺そんな行儀悪い食べ方しとった？」

「いやそうやなくて……いやまぁある意味行儀悪いけども……。」

「んー…普通やと思ったんやけど…。」

「普通……っちゃ普通やけど……！！」

「……？けど？」

その先はなんだ、とシャオロンの視線が問いかけてくる。
言うぞ？言うぞ良いのか？

「……えろいねんなぁ…！…食べ方が…！」

「なっ……！？なんて目で見てんねん
変態！！！」

「いや！シャオロンお前ほんまにやばかったで！？なんなら再現したろか！？」

「おーおーええよやってみぃや！絶対お前が変な目で見てるだけやから！！」

そこまで言うならとまだ湯気が立っていてほとんど手付かずのカレーうどんに向き合う。

「よぉ見とけよ……？」

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