イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？2

第九十三話 ページ48

あれ、待てよ...？何でこんな所に吸血鬼が...まさかっ！！

貴方『...ちょっと待ってろ、ゾラ』

ゾラ「えっ、な、何だよ。そんな怖い顔して...てゆーか行くな」

貴方『...どーしても？』

ゾラ「どーしても！」

...今すぐにでも処理したいのだが、ここまで言われては...明日にしよう！明日殺そう！

貴方『...疲れたから寝る、ゾラは自分の部屋にでも戻って「ないよ、オレの部屋。つーか要らなくなった」はいっ！？何で！？』

ゾラ「一応オレはオマエの先輩だからな、オマエの教育係...みたいなもんか？」

貴方『...すまん、話が見えてこない。理解力が、というか今頭が回らんから説明頼む』

ゾラがやれやれと言った感じで首を竦める。だが、私の頭の中はアイツの事で頭が一杯だから本当に何も考えられない

ゾラ「だーかーらー！ヤミのダンナにオマエと一緒にいろって言われたんだよ！だから寝るときもオマエと同じ場所で寝るって事だ！」

貴方『...何だそういう事か...はぁっ！？』

私が頭で考えていた事が一気にぶっ飛んだ。急な事でまだちゃんと理解しきれてないし

貴方『...ゾラはそれでいいのか？いや私にとっては嬉しい事だが...』

ゾラ「あー...だって、オマエはオレがいないと寝れないだろ？」

貴方『...ハイ』

全くもってその通り、ゾラに会えていなかった時は全く寝れなかったんだった

ゾラ「てなわけで、明日に備えてさっさと寝ようぜ」

ゾラはそう言いながら私の腕を引っ張って、ソファーまで歩く。そしてソファーの上に寝かされる

ゾラ「早く寝ろよ、オレは違うソファーで寝るから」

貴方『えー、一緒の場所で寝てくれないのか？』

ゾラ「...何時までたってもお子様だな、オレが隣にいないと寝れねぇのかよ」

貴方『寝れない、寝れたとしても直ぐ起きる』

昔、一度だけゾラに言われて寝る場所を別々にした事があった。その時は寝るどころか不安になりまくって寝れなかったんだっけ

ゾラ「...本当に、仕方ねぇな...ちょっとそっち詰めろ、狭いんだから」

貴方『...やけに言う事を聞いてくれるな、明日は槍でも降るのか(ﾎﾞｿｯ』

ゾラ「な ん か 言 っ た か ？」

貴方『すいません(^o^;)もう寝ます、何でもないです』

ゾラがこちらを睨んだ、怖いよ((( ；ﾟДﾟ)))

ゾラ「分かれば宜しい、おやすみ」

貴方『はーいおやすみなさーい...』

ゾラの隣で目を瞑る。...今度から何か言うときは絶対に声に出さないようにしよう、うん









そして、次の日の朝___

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