イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？2

第八十五話 ページ40

ゾラ「....っ///」

貴方『...やっぱり固まった、だから言いたくなかったのに』

ゾラはやはりそういう事には慣れていないからか、またもや顔を真っ赤にして固まっている。私だって言いたくなかったのだが...

貴方『ゾラさーん？聞こえてますかー？』

ゾラ「....(///Δ///)」

貴方『あっ駄目だこれ何にも聞こえてねぇな』

これはどうしたものかと考えていたその時、急に真横にフィンラルの魔法"堕天使の抜け穴"が出現した

貴方『あれ？何でこんな所に「今帰ったぞー」おやヤミ、早かったな』

堕天使の抜け穴からヤミが出てきた、そして次々と他の団員達も出てきた

アスタ「だぁぁ...！！疲れた...」

ノエル「さ、流石に魔力がもう...」

バネッサ「団長ったら、久々の任務だからって張り切りすぎよぉ！私たちの事を考えてほしいわ！」

フィンラル「...もう、無理、です...」

...久々の任務はかなりキツかったようだな、全員ボロボロだし。というかなんてタイミングの悪い時に来たんだコイツらは

貴方『...お帰り、そしてさっさと何処かに行ってくれ...』

ヤミ「えー何々？オレ達帰って来たばっかりだから何も状況飲み込めてないんだけど？...何でゾラは顔真っ赤にして固まってんの？」

貴方『...お前は察することはできんのか、というか他の奴等も興味津々でこっちを見るな！流石にまだ何もしてないから！』

ヤミ「じゃあ事細かに状況説明おなしゃーす」

貴方『...全員集まれ』

私はきりがないと思い、ヤミ達にゾラが固まっている理由を事細かに説明した。

アスタはともかくノエルはゾラと同じく顔を赤くしバネッサ、フィンラル、ヤミはニヤニヤしながら私を見ている

貴方『...何だその顔は、とても腹立たしいんだが』

ヤミ「いやー別に？wwこんなに男らしいAさんがまさか好きなやつ一人に噛みつけないとはねぇww」

フィンラル「ははっ！でもAさんらしい気がしますけどねw」

...コイツら殺そう、今でなくても、いつか絶対に。そう思っていた私だったが...

バネッサ「あ〜ら？まさかこんな事で女の子でもないのに顔赤くして固まるなんてねぇ〜！中々可愛いとこあるじゃないあんた！」

バネッサがゾラに近寄って肩を軽く叩く。ゾラはやっと意識が戻ってきたようで、バネッサの言葉に反応した

ゾラ「う、うるせぇ！///オレはAと違ってそういう知識に乏しいんだよ！」

貴方『待て待て待て待て！？何故その方向に持っていく！？まるで私が変態みたいじゃないか！』

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