イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？2

第八十四話 ページ39

貴方『...あとすこひな』

数十分後...

ゾラ「ほぉー？昔本で見たことあった吸血鬼の情報と少し違うけど...これはAが特殊なのか、本が違うのか...」

貴方『...っ、ぞあ、やえろ』

流石に奥の方まで指を入れられては苦しい、あと本当に噛みたくなってきたし...

ゾラ「へいへい、悪かったな。まぁ結構観察できたわ」

貴方『はぁー...流石にしんどい(^o^;)』

ゾラ「.....」

ゾラがまた何か考え込んでいる、ゾラは頭が良いのに考える事がたまにおかしい時がある...いや、たまにじゃないか

貴方『お前の何考えてんだ？さっきから私の事をジロジロと...そんなに見つめられては穴が開いてしまう...』

ゾラ「...なぁA、ちょっと頼みたい事があるんだけど、いい？」

ゾラは上目遣いで私を見る、コイツの頼み方はとてもズルい。そんな表情で頼まれては断るものも断れない

貴方『...モノによる、出来る限りなら聞こう』

ゾラ「本当か！じゃあ...オレの事噛んでくれるか？なんなら血を吸ってくれても良い」

貴方『はいっ！？///ちょっ！？お前正気か！？』

ゾラ「えっ？何かオレ不味い事言ったか？」

貴方『あっいや...その...何と言うか...』

私の事をそんな期待の眼差しで見ないでくれ...！私がお前を噛んでしまうとある意味大変な事になるから！

貴方『...ぞっ、ゾラは本で読まなかったのか！？吸血鬼に血を飲まれたり噛まれた奴がどうなるかとか！』

ゾラ「あー...あんまり書いてなかったな。吸血とかに関しては、」

貴方『(...誤魔化しようが無くなった...！！どうすれば...)』

読者に分かるように説明しておく。
私の母親は吸血鬼、それは知っているだろう？だがな...母親には他の吸血鬼達と少し違った能力があったんだった。一つはさっきの瞳の能力、あともう一つは...


ゾラ「おい！何考えてんのか知らねーけど、勿体振らずに教えてくれよ！どうなるか！」

貴方『っ...こ、これは流石に、ゾラでも教えられんし噛めない...！』

ゾラ「だーかーらー！！理由は！？そんなに噛みたくないって事は何かヤバい事でもあんのか！？」

貴方『...催淫効果があるんだよ、私と母親の吸血には』

ゾラ「...へっ？...はいっ！？///催淫効果！？///」

ゾラは最初は何か理解できていなかったようだが、直ぐにどんなモノか分かったようだ。

そう、私の母は吸血の際に少量、催淫効果のある唾液を吸血した相手に注入する。父親と結ばれたのはそのお陰だと言っていたのを覚えている

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