イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？2

第五十三話 ページ8

ソル「女に手を上げたくはないが...姉さんの為にお前諸とも潰してやらぁ！！」

ゴーレムの拳が私の目の前まで迫る、これは奥の手を出すしかないのか...

貴方『【身体強化】...！ごほっ！』

私の口から血が流れ出る、恐らく喉の損傷が激しすぎたのだろうか。この試合では恐らく最後の言霊だ。

貴方『っ...！』

私は身体強化を行い、向かってきたゴーレムの腕を蹴りで粉砕した

アスタ「え"え"えぇぇぇ！？！ゴーレムの腕が粉々になったぁぁ！？」

ソル「嘘だろ...！？それならこれでどうだ！」

ソルは瞬時にゴーレムの新しい腕を生成し、両手を私に振り下ろしてきた。だがもう勝負は決まった

ソル「____！？オイ！どーした！？動けってば！！」

私に両手を振り下ろそうとしたゴーレムは動きが止まった。ミモザが仕掛けていた"種"が発芽し、根をはったようだ

ミモザ「間に合いましたわっ！！アスタさん！」

ソル「オイ！！私の言うことを聞けよー！！ってうわぁ！？！」

ミモザがゴーレムを操り、ゴーレムの中にあるクリスタルを露にする、それを合図にアスタがクリスタル目掛けて走り出す

ソル「バカバカやめろぉー！！」

アスタ「もらったァァァ！！！」

アスタがソルのゴーレムごとクリスタルを真っ二つに切った、そして試合終了のコールが聞こえた

審判「クリスタル破壊！！Bチームの勝利ーー！！」

アスタ「よっしゃやったなイカしたマスクマン！！チームプレーやりゃーできるじゃねーかオマエコノヤロー！！」

ゾラ「...オマエが罠を破壊しなきゃ、怪我人も出ずにもっと楽に勝てたんだよ馬鹿！」

ゾラはアスタの話を無視してこちらに歩いてくる

ゾラ「さァて...それじゃあよォく聞けよ負け犬共...色黒女ァテメーは何かと大雑把すぎだボケ、テメーがもう少し魔力の機敏に敏感だったら負けてなかったかもなァ！！」

ソル「うっ...男の癖に正論を...」

ゾラ「爆発ヤンキーはヒートアップしたときにくってかかり過ぎたなァ、下民根性だか何だか知らねーが引くべき所は引きやがれマヌケ！！あとAの喉潰したぐらいで調子にのってんじゃねーよ！」

マグナ「.....(気絶中)」

ゾラ「そして試合王族ナルシストさんよォ！テメーは終始驕りが過ぎんだよ...！自分が否定してたモンに反撃くらったぐらいで取り乱しやがって！！テメーが一番醜いわ...！」

ゾラが全員にアドバイスのような罵倒のようなものをした後、私の後ろに回り手で口を塞いできた

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