1番になりたくて (ページ30)

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BR「ありがとうミンギュ。

でもね、私、やっぱりウォヌが好きなの」

やっぱり…

僕が入る隙は微塵もなかった。

BR「ツアー中、ミンギュから聞くウォヌの話で、

余計ウォヌに会いたくなったし、

ミンギュには申し訳ないけど、

帰国してミンギュに会うと、

余計ウォヌに会いたくなった」

結局、僕は、

2人の仲を繋ぎ止めるだけの存在だったのかな。

BR「前にね、ウォヌのこと

分からなくなっちゃったって言ったでしょ？

結局はいつも分からないの。

ただ、好きだって思う気持ちがあるだけで、

分からないんだよ」

MG「分かった。

ごめんね2人を仲違いさせちゃった」

BR「ううん。

私たちの問題だから私たちが悪いの。

ミンギュのせいじゃないよ」

僕のせいじゃないって言ってくれることが、

唯一の救いだ。

BR「というか、ウォヌはなに考えてるんだろうか」

MG「え？」

BR「イライラしてきた」

MG「ボラちゃん…？」

BR「ミンギュ、帰るよ」

僕の手を引き、宿舎に歩いていく。

BR「ミンギュ、Aちゃんにちゃんと謝ってね」

MG「うん。本当はあの子のこと嫌いじゃないんだ」

BR「分かってる。

本当は気になって仕方がなかったはずだし笑」

それ、どういう意味？

BR「ふと周りを見てみれば、

そこにある確かな1番大切なものに

気付けると思うよ」

1番大切なもの…

見つかるといいな…

～MGside終～