お祭り ページ5
「じゃ、どこ行く？」
「んー、何でも！毎年麗があわせてくれるから、今年は遥があわせる！」
遥の言葉をきいて、私は驚いた。
遥も成長したんだなぁ…。
「綿飴、買いに行こう。」
私も遥も、お祭りの食べ物の中で一番大好きな綿飴。来る時に見たから覚えてる。
遥は目を輝かせて喜び、ぴょんぴょんと飛んでいる。子供か！って言いそうになったけど、実際子供だし言うのは止めた。
そうこうしていたら、あっという間に到着。
2人とも好きな色の綿飴を買って、同時に1口口に運ぶ。シュワっと口の中で綿飴が解け、ふわっと優しい甘さに包まれる。
「麗ー！！生きてるー？？」
美味しすぎて、暫くぼーっとしてたら遥が体を揺らしてきた。
「ん…？あぁ…大丈夫…」
「毎年思うけどさ、綿飴好きすぎない？遥がケーキ食べた時よりぼーっとしてたよ？」
遥よりぼーっとするとは…
結構悔しい。しかも遥に言われるから余計悔しい。
「とりあえず、遥金魚すくいしたいんだけど…いい？」
遥が成長したなんて一瞬でも思った自分に驚いた。
さっき言ったことド忘れしてるじゃん。
私は型抜きに行きたいけど、遥の目輝いてるし…
仕方ないから、金魚すくいに行こう。そう思って口を開こうとした瞬間
「麗は行きたいところある？」
なんだ、わかってたんだ。私はすぐさま口を開く。
「型抜き。毎年、やりたいって思ってたから。」
遥は「行こ！」と嬉しそうに笑って私の手を引く。遥は屋台の場所を知っているのだろうか。
「あれ？えーと、どっちだったっけ…」
案の定、私たちは迷子になった。
「ぷっ…あっはははは！」
私は堪えきれずに吹き出した。
遥が綺麗に逆に進むから。
型抜きの屋台は反対方向にあることは、最初から気づいてた。敢えて「違うよ」って言わなかった。「笑わないで」って遥は恥ずかしそうだけど、遥が頑張ってくれて、嬉しかったから笑ってしまった。
「笑ってるけど、そういう麗は場所わかるの？」
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乙音と海凪(プロフ) - 申し訳御座いませんが、この小説のパスワードを忘れてしまいました。別で新しく投稿するので、其方で見て頂けたら幸いです。 (2021年4月4日 4時) (
レス) id: f3435d618b (このIDを非表示/違反報告)
乙音(二次創作)と海凪(一次創作)(プロフ) - 弄月さん» ありがとうございます…！絶賛ネタ切れなのでめっちゃ頑張ります！ (2021年2月3日 8時) (レス) id: 1dc2c912d4 (このIDを非表示/違反報告)
弄月 - 投稿頑張って下さい！楽しみにしてます (2021年2月3日 5時) (レス) id: d558e3e2af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乙音(二次創作)と海凪(一次創作) | 作成日時：2021年1月17日 1時
