あおりにいちゃん。 ページ7
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『うわぁぁぁぁ!!』
「よっわっ!!!ww」
…どうも、Aです。
私は今シャオちゃんとマ◯オカートであそんでます。10れんぱいしてシャオちゃんにあおられてるけど私はやさしいのでおこってません。おこってないです!!!!
「おまww弱すぎやろwwもうちょい練習してから来いやww」
『ひどいっ!!』
シャオちゃんはいっつも私をあおってくるんです…。あの顔がとってもムカつきます。
私は大人でしたたかなじょせいなのでおこったりはしません。
まったく、シャオちゃんはまだまだガキなんだから…。
「Aが俺に挑戦するなんて100年早いわ!ww」
そこまで言われたらきずつきます…!!
でも私は大人でしたたかなじょせいなので泣いたりもしません…。
「Aもまだまだガキやなwこんなんで泣くなやww」
『…泣いてない…!』
「!?ちょっ、A…まさかマジで泣いとるん…!?いや、ま、ごめ、ごめんやん…!」
シャオちゃんはさっきまでのムカつく顔からうってかわってひやあせをかきながら顔を青くしていました。
「いや、言い過ぎたて…!ほんまごめん…!」
『…んふふ。』
「へ?」
今の「へ?」って言ったシャオちゃんの顔は私が今まで見た中でいちばんまぬけな顔でした。
『あはははは!!シャオちゃんだまされてるー!!』
「んなっ!」
私は大人でしたたかなじょせいですから、ほんとうに泣いたりはしません。シャオちゃんに大人のきびしさをおしえてあげるためにうそ泣きしただけです。
『でっででーん!ドッキリでしたー!』
私ががんばってあくびで出したなみだをふいて、えがおでシャオちゃんにそう伝えると、
シャオちゃんの目にほんのりなみだがありました。
いつもあんなにあおってくるシャオちゃんのなみだを見てあせった私はとっさにシャオちゃんのもとへ走りました。
『シ、シャオちゃん…?だいじょぶ…?』
「…っ」
『ご、ごめんね…。』
すると、
「でっででーん!ふーん、引っかかったな!」
シャオちゃんがいつものあの顔でおもいっきり私のほっぺをつねりました。
『いたいいたいいたいいたい!』
「やりかえしてやったぜ!」
シャオちゃんのあおり顔はいつ見てもムカつきますが、『シャオちゃんの鼻と目がほんのり赤かった』のは見なかったことにしてあげましょう。
なんてったって私は大人でしたたかなじょせいですから。
ト「似た者同士やなぁ…」
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作者名:よもぎもち。 | 作成日時:2019年4月20日 0時