私と名探偵【文スト 江戸川乱歩】

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「瑠佳ちゃんテーブル片付けてきてくれるかい？」



田村「はーい！」







私がいつもの喫茶店で働いている時だった










カランカラン





田村「いらっしゃ……どーしたの？乱歩」







私が働いている店に乱歩が来た





どうしたのだろうか










乱歩「ふふん！僕の仕事先が決まったよ！瑠佳に早く教えてあげたかったんだ！」






何この可愛い生き物





多量摂取で死んじゃうんだけど！！






田村「良かったね乱歩、転職成功！」






私は思わず乱歩の頭を撫でくり回す




乱歩のふわふわな柔らかい髪で私の手がいっぱいになる








田村「どこに勤めることになったの？」





乱歩「なんか建設現場らしいよ」





田村「らしいって……」





あやふやなんかい



まあ乱歩らしいけど…







田村「なんか飲む？転職祝いに私が奢ったげる！」





乱歩「ココアがいい！」





田村「また？よく飽きないね？」




家でも飲んでるのに






乱歩「だって瑠佳の作るココアがいちばん美味しいんだもん！」






可愛いがすぎる…！





田村「はーい、少々お待ちを〜！」






私はテーブルを片付け終わり、お皿とカップを厨房に持って行き、乱歩のためにココアを作ってやった






粉から作るのでとても簡単だ



乱歩曰く、私の作るココアの濃さが好きらしい




喜んで貰えているなら良かった





田村「よし…はい、どーぞ」




私は乱歩の席までココアを持っていった




乱歩「うん！やっぱり瑠佳のココアが一番だ！」






こんな些細なことでこんなにも笑顔になってくれるなんて





君にとって私のココアが一番なら




私にとって君の笑顔も一番だ








……なんて




くさいこと考えてないで仕事しないと！

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