ダメ9 ページ9
…
「君には鬼を倒しに行ってもらいたい」
『……??』
「伝えてはいなかったが、君のように人を食べずとも生きていける鬼をもう1人私達は匿っている」
『え、そうなの?』
「敬語だオラァ!!!」
『そうなんですか!!!?』
先程の目つき悪い人に今度も怒鳴りつけられそろそろ私も滅入る
口悪いし怖いし怖い。みんながいる場でしか会ったことないけど
実際一対一で会えばすぐに切りかかってきそうで無理だわぁ
そんな感じで 鬼がもう1人どうちゃらこうちゃらって話にそれほど興味はなく
どっちかというと隣にいる怖い人の方に意識は持ってかれていた
「その鬼は禰豆子と言うんだが、炭治郎と共に鬼を退治している。君にも私達の目的に協力して貰いたい」
『え、あぁ、はい?』
特に内容も聞かず 目つきの悪いやつを睨み返してジーッとしながら 適当に返答をしていると
話の内容が少しおかしいことに流石に気付いた
禰豆子?炭治郎?え、誰?とそこは置いといて
私が協力とは?鬼が人間に協力??それ大丈夫なやつなんですか?
「良かった。良い返事が聞けて。では直ぐにでもいって貰おう」
『え?何しに?』
「鬼退治だ。」
『……ドゥエ?』
…
『鬼が鬼退治ってめっちゃおかしくない?そう思わない?』
「うるせぇ!歩け!」
『イノシシくん刀振り回さないで!!』
まさかのまさか、どうやら私は鬼退治に連れていかれるようだ
まあこれは明らかにおかしい。そもそも鬼を退治できるのは人間って決まってる
どうせ私は囮だ。鬼をおびきよせる為の
まあ囮役もまともに務まるかわかんないけどね!
だし、もし戦うにしても私の戦闘力ヘボですし、禰豆子ちゃん?はすごい活躍してたみたいだけど
私が戦うとなるともう無理が強くない?
負けじゃない?いっそ死ぬ?
「あの」
『え、はい。』
「貴方も人間を食べない鬼なんですか?」
『うん…食べようと思えば食べれるけど』
そう言うと 話しかけてくれた子の奥の方にいる黄色い子が ヒィッ!!!と反応した
私もヒィッ!!!だわ。この状況に
「俺は妹を人間に戻す為の方法を探してるんです。何か知りませんか?」
『私が知りたいくらいだからねぇ…』
「……そうですか」
『ていうか敬語使ってくれるんだねお姉さん嬉しいです』
「まあ一応年上なんで…」
『何歳に見える?』
「55!!!!」
『イノシシこっちきな』
4663人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
m - 初コメント失礼します。鬼舞辻推しとしては素晴らしい作品だなと思いました。そして、夢主ちゃんが泣き虫な点もこの作品の良いところだと思いました。これからも、作者様が明るい気持ちでこの作品に戻って来てくださることを願い、応援しております。 (2023年2月19日 1時) (レス) @page45 id: 6abbe396c0 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - 不死川さんオチを恵んで・・・ください・・・ バタ(倒れた) (2022年12月29日 15時) (レス) @page45 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 途中で終わっていて寂しいですてんまた更新されるのを楽しみにしてます (2022年8月6日 21時) (レス) @page45 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
thmrt1214(プロフ) - お話が更新されていて、とても嬉しいです! (2021年11月18日 12時) (レス) id: 92e3ef3143 (このIDを非表示/違反報告)
こたちゃん信者(プロフ) - むいくん、小芭内、天元様のオチを見てみたいです! (2021年8月18日 15時) (レス) id: 74c0c321e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜花 | 作成日時:2019年8月10日 20時