ダメダメ鬼【逆ハ】

ダメ12 ページ12

…




「あ、えっと、そういえば急いで走ったから体痛めたかも…だだ大丈夫ですか！？く、食わないで！！！」




『いや食わないよ…』





「よ、よかったぁ、俺本当戦えないからさぁ、逃げることには自信があるんだけど」




『嘘つけ！！鬼倒してたじゃん』




「え！？！？多分それ炭治郎達のおかげだから！！！本当！」




『そんなこと言っちゃってぇ…めっちゃカッコ良かったよ』




「え、えっ、え、え、けっ、結婚する…？」




『するかぁ…』




「…！？！？！！」




『顔顔』






この子すっごい面白い。
後から名前を聞いてみるとおどおどした感じで
我妻善逸…デス…と答えてくれた

善逸くんはどうやら無自覚強いキャラらしくて
えーめっちゃｶｯｺｲｲ！と感動していたら

私の顔をジーッと見つめてくるので流石に私も照れた
何？と聞いたら お姉さん…綺麗…っていうもんだからこの子の好感度めっちゃ上がったわ







『んで私達どうしたらいいの？』




「うん…そ、それが、迷った……っていうか…
ごごごめんなさい！食わないで！！！！！」




『いや食わないよ…』




『その、なんか鬼殺隊の人らが持ってる鳥に聞いたら？』



「あ、ああ、そっか、聞こうかな」




と言って鳥を呼ぶと 予想外の雀がきて驚いた
へえ、カラス以外に居るんだ。

やけに可愛いね、

そう言おうとしたらその雀は善逸くんの頭をつまんで髪の毛をブチブチ抜きはじめて

痛い痛い！と泣きながら善逸くんが走り回るという謎の光景を見せられ思わず爆笑してしまった

めっちゃおもろい何これ。

だけど割と長い時間その光景が終わることがなくて
そろそろ可哀想になってきたので

もういいよ善逸くん と言おうとしたら





「あ、居たぞ！！！女！」




とイノシシくんがすごい勢いで走って迎えに来た。「なんで分かったの凄いね」と言うと仁王立ちで「俺様の鼻舐めんな！」と豪語していた。
そういうことなら別にただイノシシくんを待てばよかったのでは？ならさっきの流れ意味ないじゃんとまた爆笑した

ごめんな善逸くん。

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