第六十一話 ページ13
「っはぁ、はぁはぁ…！」
私はかれこれ5分以上全力疾走していた
普段運動していなかったせいか、肺が苦しくて息が激しく乱れる
みんなの所に行きたかったが、テキトーに走ってしまった為道に迷ってしまった。サニー号大きすぎるんだよな…
ゾロくんほどではないが、私も中々に方向音痴で軽く詰んでしまう
サンジ「あ、Aちゃんやっと見つけた！」
「さ、サンジくん…」
疲れて座り込んでいると、今度はサンジくんが現れた
サンジ「いなくなって心配してたんだよ？どうしたの？」
優しく隣に座って聞いてくれるサンジくんに私は涙がブワッと溢れてしまった
サンジ「え！？あ、ご、ごめんAちゃん！俺何かした！？」
「ち、ちがうの…！ちょっと、怖かったから…う、うぅ…」
サンジ「…そっか、怖かったんだね」
「うん…怖かった…」
サンジ「じゃあ、俺がぎゅってしてあげようか？なんちゃって…」
「…する」
サンジ「え？」
「ぎゅー、して、ほしい…」
サンジ「…！！もちろんだよ！！ほら、おいで…！」
先ほどのロー様があまりにも怖過ぎて、私はサンジくんに甘えてしまった
サンジくんは喜んで受け入れてくれ、私は腕の中に入る。
香水の様な良い香りと、タバコの匂いが合わさってなんとも大人な香りだった
サンジ「夢みたいだ…Aちゃんからしてほしいって言ってくれるなんて…！俺臭くない？大丈夫？」
「…良い匂い、凄く…大人の匂いがする」
サンジ「！そっか…！この前島降りたときに香水買ったんだ！それが効いてるのかな？良かった〜！褒められて…！」
「…ふふ」
なんか、凄くひとりで喋っているのが面白くて笑ってしまった
サンジ「笑った、かわいい」
頬にフレンチキスをされる
あまりにもナチュラルで、私は後々に恥ずかしさが込み上げてくる
サンジ「…Aちゃん」
私の名前を愛おしそうに呼ぶ
タバコを床に落とし、踏み潰して私を更に抱き寄せる
「は、はい…」
サンジ「…好きだよ、本気で」
「え…？」
誰もいない空間に、抱き寄せあってる男女
それプラス告白なんて、本気以外考えられなかった
鈍いし、基本恋愛は自分には関係ないって思っている私ですら分かる
この愛の告白は、私の為にしているんだって
「サンジくん…？」
サンジ「俺、段階踏み間違えてるし、気持ちが昂っているんだ…嫌だったら殴ってね？」
目線を私に合わせてくる
腰をグッと寄せられて、手は優しく絡ませてられる
こんなの、拒否する方が無理だった
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( ???)(プロフ) - さやだよぉぉぉぉさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！サンジとロー様ほんとかっこいいですよね！大好きです…！何度も読み返して頂けるなんて嬉しい限りです！！感謝の気持ちでいっぱいです！ (2022年9月30日 0時) (
レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
さやだよぉぉぉぉ - ものすごくおもしろいと思います!!サンジとローが推しでして…私はめっちゃ嬉しいです!!何度でも読み返します!! (2022年9月29日 22時) (レス) @page50 id: 0a3e9ffe82 (このIDを非表示/違反報告)
( ???)(プロフ) - ゆちゃぷさん» ゆちゃぷさんコメントありがとうございます！完全に殴り書きでしたが…！そんなに褒めていただけると書ききった甲斐があります(土下座)また何か妄想が浮かび上がったら書きたいと思いますのでよろしくお願いします！！！ (2022年9月22日 19時) (レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃぷ(プロフ) - すごく面白かったです！更新のペースも早くて、毎日楽しみにしちゃってました！最終話ってなると名残惜しいですが、話もごちゃごちゃしてなくて読みやすくて何よりほんとに面白かったです。 (2022年9月22日 18時) (レス) @page50 id: 724eb0f2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・｀) | 作成日時：2022年9月14日 9時
