7 ページ7
岸Side
頭が痛い…気持ち悪い…。
なんだかぼーっとする…。
紫耀「岸くん、しんどいでしょ？横になっていいよ？」
岸「いや…大丈夫…」
紫耀が待合室のソファに横になるように勧めてくれたけど、周りにも患者さんいるし、ちょっと人目も気になる。
ぼんやりと周りを見回すと、少しバタバタしている感じ。
救急外来ってこんな感じなんだ…。
診察してもらったら、すぐ帰れるといいなぁ。
あ、注射とか点滴とかすんのかなぁ。
…やだなぁ…。
でも、早く楽にしてほしい…。
身体の辛さに耐えながら、そんなことをぼんやりと考えていたら、隣にいてくれてたはずの紫耀がいなくなっていた。
岸「しょう…？」
なんだか心細くなって呟く。
紫耀「岸くん」
すぐに紫耀の優しい声が聞こえて振り返ると、紫耀が少し得意気に微笑んでて。
え、なんで…？
A「岸さん」
あ…。
後ろから優しい笑顔が覗いて。
周りのバタバタが、一瞬耳に入らなくなる。
A「平野さんから聞きました。大変でしたね…」
そっか、紫耀が連れてきてくれたんだ…。
やべぇ、なんかちょっと…ほっとする。
A「お部屋準備したので、ベッドで休みましょうか」
紫耀がまた支えてくれて、案内された個室のベッドに横になって。
身体はしんどいけど、ベッドに身体を預け、暖かい布団を掛けられると、また少しほっとする。
そして熱と血圧を測られると、Aさんは少し難しい顔をしてる。
A「…頭痛と吐き気と、あとどこか痛いところありますか？」
岸「…くび…」
A「首…？岸さん、首を下向きに曲げることできます？」
…？固い…。
うまく曲げられない…。
岸「なんか固くて…」
自分の身体に何が起こってるのかわからなくて、少し不安になってると、Aさんは布団の上から俺の肩を優しくさすって微笑む。
A「うん、もういいですよ。ありがとうございます。…少し待ってて下さいね。眠れそうだったら、眠っててもらってもいいですから」
そう言って部屋を出て行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり(プロフ) - みほさん» かいちゃんは、末っ子のプロですもんね笑(*^^*)今回はしょうかいメインだったので、より弟感が出た気がします。新曲のかいちゃん、めーっちゃかっこよくて、このギャップがかいちゃんの魅力だなーって思います！ (2020年3月29日 20時) (
レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - あかりさん» あかりさんとのお喋り楽しいので、無理しない程度でコメントしますね(*^^*)最後まで海ちゃん可愛くてほっこりしました〜！！やっぱり弟感のある海ちゃん可愛いですね♪ (2020年3月29日 0時) (レス) id: bff9eb245d (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - みほさん» お忙しいんですね(>_<)わがまま言ってごめんなさい、コメント無理されないで下さいね。でも読んでもらえてるのがわかったから本当に嬉しいんです！雑談、もう少しいい感じになるはずだったんですけど…あまり上手く書けなかったなぁ笑。 (2020年3月27日 7時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - あかりさん» 雑談も読んでてほっこりするので大好きです(*´∀`)♪ (2020年3月26日 5時) (レス) id: bff9eb245d (このIDを非表示/違反報告)
みほ - あかりさん» あかりさん！そんなこと言ってもらえるなんて…私もお話するの楽しいので嬉しいです(*^^*)最近何かと忙しくしてて以前ほどコメントできてないですが、しっかり読ませてもらってますし、更新されるの楽しみにしてるのは変わってないです！！ (2020年3月26日 4時) (レス) id: bff9eb245d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかり | 作成日時：2019年10月20日 20時
