ボールが31個 ページ32
ー翼sideー
振り向くと、声の主の天童さん、牛島さん、瀬見さん、大平さん、山形さんがトレーを持っていた。
「先輩方、お疲れさまです」
「お疲れ〜」
私が挨拶すると、天童さんが返してくれた。
「ここ座ってもいいかな？」
「どうぞ」
大平さんが白布君の空いている横を指差して聞き、白布君がうなずいた。
「お邪魔する」
「お邪魔するね〜」
「お邪魔するよ」
「邪魔するな」
「邪魔するな！」
先輩方はそう言いながら席につく。
白布君の隣に牛島さんが座った途端、一瞬白布君が固まった。
なんだろう…。苦手…とかではないか。そしたらそもそもは入部しないか。
だとしたら、憧れとか尊敬か…？一般入試を受けてまで入ったからやっぱりその線かな。
色々と考えながら食べ進めいてると、さっき先輩方が来る前に二人に言いかけていたことがあったことを思い出した。
食べ終わってからでもいいかな。せっかくだし先輩たちにもおすそ分けしよう。
「賢二郎、と太一…、だったよね！今日からよろしくね〜」
「「よろしくお願いします」」
ニコニコしながら絡んでいく天童さんに対して、二人は真顔で返していく。
表情筋が硬いのは知ってるけど先輩なんだから少しは口角上げればいいのに…。
「白宮ちゃんはマネージャーの方どーお？順調？」
「はい。今日、牛島さんのお墨付きももらいました」
「「「「「「え！？/は！？」」」」」」
牛島さん以外の全員が一斉に私の方を向いた後に牛島さんの方を見た。
「若利…、マジか！？」
「ああ」
山形さんが確認すると牛島さんはうなずいた。
…なんか、白布君からの視線がすごいんですが…。やっぱり牛島さんを尊敬の線で合ってるな。
私は白布君の視線に気づいていないかのように振る舞いながら口を開いた。
「そうだ。私、白布君と川西君に入部祝のお菓子を作ったんです。作りすぎてしまったのですが先輩方もいかがですか？」
「白宮お菓子作れるんだ」
「はい。今日はレアチーズケーキを作ったんです。下の生地は市販のクッキーを砕いて固めたものですが。とってきますね」
大平さんの質問に答えながら立ち上がり、厨房に向かう。
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ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (2022年5月26日 13時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 緑黄さん» ありがとうございます！ここからは描きたい内容が沢山あるので、恐らくですが更新ペースは少しは早くなると思います！ (2021年6月6日 16時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄 - 小説読ませてもらいました｡とっても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください！ (2021年6月2日 23時) (レス) id: ee53a7dc4c (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 無気力なおバカさん» ありがとうございます！返信が遅くなって申し訳ございません！幼馴染の登場は結構先になってしまいますが、この先のお話ば沢山考えているので、ぜひ楽しみにしていてください！ (2021年5月23日 12時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なおバカ - 面白いです！夢主ちゃんの幼なじみ、誰か気になる〜 更新頑張って下さい!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2020年5月24日 12時
